■外国人を増やしても介護士は減る■
再三書いているように
介護士の人手不足を
放置してくるからこそ
悲惨な事件あるいは
事故も増える一方です。
国は懲りずにといいますか
また最近も
「外国人の受け入れを増やす」
ということを言っています。
外国人が介護士として
働くことにより
介護士の人数が
何万人増えるだとか。
こういう報道を額面通りに
受け取ると、
「じゃあよかったね!」
ということになりますが、
その試算の数字の実体は
「辞める人数がカウントしてない」
わけです。
ここ数年続いている、
介護からの離職者の人数。
これは介護業界に
嫌気がさして辞める人と
いうことだけではなく、
すでに定年が間近だったり
もう70代になっても
いまだになんとか
現役で働く人達。
その人達はいずれ必ず
辞めていくわけです。
だから本当に試算データを
出すのであれば、
増える人数を
カウントすると同時に、
減る人数もカウント
しないといけません。
でも、それはしない。
だからデータ上は
一見、将来介護士が
増えるように感じる。
こういうのわざとですよ。
要するに水増しというか、
データ上見通しの良いものを
提示してるだけです。
水漏れしてる
水槽の中にホースで
水を入れるから
直ったと思ってください!
と言ってるようなものです。
そんなバカな!
国や行政がそんな
汚いことはしない!
などと思わないでください。
障害者雇用の水増しを
見たらわかるでしょ。
堂々とやりますよw
政治家も官僚も
頭は良いですからね、
ウッカリ忘れたとか
つい間違えたじゃないです。
狙ってそういうことを
やってます。
マスコミが叩くべきは、
そんな中でなんとか
ギリギリ踏みとどまって
現場で頑張っている人達ですか?
本当に報道しないと
いけないことは、
なぜこんなことが
起きてしまうのか、
ではどうしたら
改善されるのか。
そういうことなのでは?
僕は前の記事の施設の
院長さんや施設長の
会見は見ていません。
会見のときには
横柄な態度だった、
という話も聞きます。
確かにそういった
横柄な部分が職員の
離反を招いた可能性は
あるかもしれません。
でもそれはあくまで、
可能性や仮定の話であり
事実かどうかはわかりません。
田舎の施設の院長や施設長です。
自分達なりに最後まで
頑張っていたところを、
「お前達のせいで老人が
6人も死んだんだ!」
と突然マスコミが
大挙してきたら、
カチンときて横柄な
対応になるかもしれません。
もちろん、それも仮定です。
つまり物事は見方、
あるいは主観によって
いくらでも変わるということ。
ただ、事実として存在するのは
職員が一斉に辞めたということ。
そして施設長は最後まで
辞めずにいたということ。
これは客観的な事実です。
6人が亡くなったことも
事実ですが、
50人近い利用者がいて
そのうちの80代後半からの
6人が亡くなるということは
起こりうることではあります。
死因は老衰や肺炎、
心不全などということで
まったく珍しいことでは
ないと思います。
だって病院だって、
入院してる患者さんは
そういうことで
普通に亡くなるでしょう。
介護施設というのは、
病院よりもほとんど
延命の手段がないのです。
病気や老衰の人を
受け入れていたら、
連続で亡くなることは
普通にあると思います。
だからこの事実だけで
事件と断定するのは
早すぎると思います。
職員が辞めた理由のひとつとして
夜勤手当てが1万→7000に
減ったという話もあります。
それでもうちより
多いんですけどねw
ただ、経営者側だって
好きこのんで職員の
手当てを減らすわけでは
ないと思います。
そこに至るまでには
これまでもずいぶん
言われてきたように
介護報酬の改定による
減算だったり
マイナス要因が重なり、
倒産してはならないという
経営側の苦しみは
存在していたはず。
手当てを減らした→
ブラック企業!
パワハラ!
とは決めつけられません。
そもそもですが、
前の記事に書いたように
いかなる理由があっても
一斉にボイコットして
利用者さんを追い詰める
選択肢を取る人間たちを
僕は介護士として
認めません。
僕らだって
「こんな給料じゃ
やってらんないから、
ストライキでもする?」
って冗談では言ったりするけど
本当にはしません。
したら、こうなるからね。
大雪のときや、
地震のときにだって
そう思いましたよね。
仕事よりも家族のことを
優先したい…
自分の身を守りたい、
でも…
介護のプロとして
どんな理由があっても
少なくとも利用者さんを
見放せない。
僕だけでなく、
一生懸命やってる職員は
多かれ少なかれそういう
覚悟はあると思います。
一方的に院長や、
施設長の責任を追及するより
実際にその施設にいる
介護を受けている人達や、
その家族に聞いてみたら
どうなんでしょう。
この施設長は横柄で
冷たい人間だったのか?
老人たちを見殺しに
していたのか?
虐待をしていたのか?
それとも出来ることを
ただ一生懸命には、
やってくれていたのか?
それが正しかったのか、
間違っていたのか、
間違いならばなぜ
間違ってしまったのか?
能力が足りないからなのか?
それとも全力でやって、
そこが限界だったのか?
答えなんか現場に
落ちてるでしょ。
僕らの仕事を一番
見てくれているのは
利用者さんですよ。
わけわかんない
コメンテーター…
自称介護にくわしい研究者や
芸能人にコメントさせても
何もわかってないんだから
何も響かないし
発見なんかないです。
現実にこういうことが
起きているのに、
あくまでもパフォーマンスとして
「介護業界をなんとかします!」
「外国人が増えれば
人手不足が解消します!」
「おまけに10年やってる
介護福祉士には8万円
手当てつけます!」
10年続かないから
もらえる人限られすぎて
改善されるわけないw
外国人を増やせば
問題解決!
将来明るい!!!
じゃあ外国人に
見てもらってくれよと。
そのうち何人が
残るか知らないけど…w