■利用者の声には勇気をもらう■
自分はこの人達を
助けるつもりで、
本当は誰かを傷つけたり
誰かの寿命を縮めたり、
人として間違った選択を
しているのではないかと
悩んでいます。
今日たまたまそんなことを
チラッとこぼしたら、
ある利用者さんが
こう言ってくれました。
「あなたがいつも
私たちのために悩んで
くれてるのはわかってます。
あなたが決断してくれるから
私たちが救われています。
困る人がいたときに
あなたがいなかったら、
私たちは誰にも助けて
もらえません。
もし私がおかしくなったら
ちゃんと薬も飲ませてください。
強い薬でもかまいません。
みんなの迷惑になっても
それに気づかないで
嫌われていくより、
そのほうがよっぽどいい。
そんなことであなたを
恨みません。
あなたが苦しいことは
私にもわかっているから」
これをね…
以前書いた、
モナコハナコ、
なんて言ってる人が
言うんですよ…
要介護5で普段は
さっぱりわかんないことを
しゃべっているのに…
この人は人の迷惑に
なっているわけじゃない
(あの独り言は時には
他人の迷惑ですがw)
だから強い薬というのは
飲んでいませんが、
認知症の度合いは
かなり重度です。
それでも僕とは8年くらい
付き合いがあります。
今はもうかなり、
わけがわかんない感じだけど…
こうしてこちらの思いを
ちゃんとわかってくれてる。
もちろんこの声は
あくまでも一部の声ですが。
介護の仕事をしていると
正しいこと、
正しくないことが
時々わからなくなります。
そんなときは、
利用者に尋ねるのが
一番いい。
今日は少し勇気を
もらいました。