ミゼラブル | NobunagAのブログ

NobunagAのブログ

家庭菜園、ゲーム、アイドルなど趣味の話題や、子育て、介護関係のことをつらつらと書いています。

■ミゼラブル■

先日、意識をなくした人を
助けた記事を書きました。

それに伴って
助けることだけが
正しいともいえない
世界であることも
書いたわけですが…

今の状況というのは
まさにその葛藤の中にあり…

現在、その方は
身体状況がとても悪く、
元々血液の難病を
患っているのですが
それが非常に悪い状態で
全身から血が吹き出すような
状況になっています。

血便、血尿はもちろん
普通に寝てるだけで
口の中もあらゆる
ところから出血して
血の塊が出てくる。

寝ていて下になっていた
箇所はとてつもない
内出血だらけになる。

それをケアする
介護スタッフも、
お医者さんや看護師では
ないので、
さすがにここまで
厳しい状態になる
病気のケアというのは
ほとんどが初めてです。

変な話ですが、
僕らはウ○コの始末は
平然とやれますが、
血まみれ状態というのは
全然慣れてないですし…



そしてもちろん、
一番つらいのは
本人ですよね。

もう90歳も過ぎてるんです。

なぜここまでつらい
病気にならなきゃ
いけないのか…

かわいそうです。

本当は背が高くて
スラッとした
おしゃれな奥さんという
感じだったのが、
今はもう全身むくんで
人相も変わってしまって
います。

身体中が内出血や
かさぶただらけ…

呼吸のしかたもつらそうで
心不全にもなりつつ
あるのかなという感じを
受けます。




いろんなこと思うと
あのとき助けなければ
もう楽になれていたのかな、
なんて感じたりはします。

そう考え始めると
キリがないんですが、
こういうつらそうな姿を
見てしまうと、
なんだかね。

救いなのは本人が
僕のことを嫌ってないと
いうか…

顔を見ると笑顔で
手を振ってくれます。

ご家族も

「あなたのときばかり
急変するのは、
よほどあなたのときが
お母さんはいいのね!」

なんて笑って言ってくれたり
することなんですが…

とはいえ本当に僕も
病気という面では
素人なんですよ。

しかもめったに
出くわさない病気だし…


そしてこれは僕も
スタッフもたぶん
心情的な部分での
難しいところなんですけど
この利用者さんとの
付き合いが全然長くないこと。

入居して一ヶ月です。

何年もみている方だと
本人のお気持ちや希望が
色々わかることもあったり
どんな状況であっても
ドンと構えて受け止めようと
思いやすいものです。

それこそがまさに、

「終の棲家」

としてのホームの
看取りが推進される
理由にもなってるんですが、
今回はそういうわけでもない。

まぁ、ここまでの
状態というのは、
あまりに頻繁に医療処置を
必要としてる状況なので
どう考えても
グループホームで
対応できる範疇を
超えているといえば
それまでなんですが。

でもかといって、
入院させるのが本当に
良いのかなと…

まさに先日僕が助けたのと
同じことではありますが、
病院ではもっともっと
積極的に助けてくれます。

点滴も輸血もどんどん
してくれるでしょう。

そしてその分、
命は長らえますが
本人の苦しみは
続くことになります。

今週中に病院へは
行くようなので、
その結果としては
入院になるかもしれないし、
あるいはやはりこのまま
施設で、となるかもしれません。

あくまでも僕自身は
これも経験というか、
本来こういう
難しい病気の方を
お世話するわけではないけど
これが運命といいますか…

乗り掛かった舟、
あるいは何かの縁で
差し伸べられた手であると
思えば最期まで、
付き添ってもいいとは
思います。

もちろんそれはそれで
また大変にもなるし、
プライベートの時間にも
今以上に影響は出ますがw

問題なのは僕が一人で
介護をしてるわけではないと
いうことです。

僕が大丈夫だと言っても
スタッフの多くが、
無理ですというならば
やはり無理でしょうし。

出来ないことを、
出来ると言って受けるのが
一番無責任です。

だからそれならば
やりません。



しかし本当に…

毎度思うんですが、
正解が存在しない仕事です。

人の命を救ったようで、
一体何を救ったのでしょう。

何かの苦しみから救っても、
新しい苦しみを
産み出してしまったのか…

でも手を下すことも、
見捨てることも、
また出来ないのが
人間です。


ホント、
僕は心が鉄みたいに
なってるから大丈夫だけど
他のスタッフが
こういうことを
乗り越えていけるのか、
色々心配です。