■ある別れ■
昨日、また一人利用者さんが
亡くなられました。
先日書いた急変した方とは
また別の方なのですが…。
ここ数年はほぼ寝たきりに
近い状態だったんですが、
細く長くといいますか
具合が悪くなっても
何度も持ち直しながら
正真正銘、全力で生き抜いて
大往生を遂げられたと
いう感じです。
実はグループホームに
入る前からデイでも
お世話をさせてもらって
いた方になりますので
付き合いとしては、
14年ほどになります…。
長いですね…。
かなり長い期間、
共に過ごしてきました。
元気な頃はとにかく
認知症の方が嫌いで、
でも意外と面倒見が
いいところもあったりして
途中からはご自身も
認知症がひどくなって
グループホームへ
入られました。
僕がグループホームに
異動してきたときには
もうずいぶんと認知症が
進行してしまっていました。
この3年くらいは
ほとんどしゃべることもなく
食事もミキサー食で
食べさせてあげるという
感じでした。
非常に重度だったけれど
この方からも色々と
教えられてきた気がします。
半月ほど前からは
そろそろ危ないかなという
兆候は見られていたし
実を言うと亡くなる
1日前に僕が見たときも
「あ~、そろそろ無理かな…」
と感じてました。
色々なかたを見てくると
なんとなくわかるんですよね…
亡くなった日の朝は、
なんとなく朝の4時頃
目が覚めまして…
あの人亡くなったかな?って
なんだか感じて…
でも電話はきてない。
あ、気のせいか…って
もう一度寝たんですが
その3時間あとくらいに
「いま、息を引き取りました」
との電話が…
虫の知らせだったのかも
しれませんね…。
喋れなかった、
ということもあって
亡くなる前にもとくに
何かのやりとりなどもなく。
まさにこれが
「日常の中にごく普通にある死」
という状況なんです。
自分はこの人に何か
できていたのかな?
付き合いが長かった分、
毎日必ず優しくできて
いたとも言い切れませんし…
色々ありましたね。
でもたくさん勉強を
させてもらいました。
亡くなった顔を見た瞬間、
自然に頬をなでて
「お疲れ様でした…」
と言ってあげることが
できました。
ご冥福をお祈りします。