■北の国から番外編■
北朝鮮による無慈悲な鉄槌が、
日本列島上空を通過し、
海に落ちたという一報が入った。
「マイ、ガッ!!!
ヘイ!!ジャパンにつなげ!!
おう!!もしもし俺だ!!
そうだ、トランプだ!!
いいぞ、シンゾー、
俺の声をもう覚えたようだな!!」
「これはこれはプレジデントに
置かれましては今日もお元気そう…」
「世辞は良い!!
それよりミサイルだ!
あの野郎、またやりやがった!!!
ガッ!!!デム!!!!!
オー!!!マイ!!!ガーーーーッド!!」
「大統領、落ち着いてください…」
「これが落ち着いてられるか!!
あのブタ野郎!!!
ファック!!!!
だんだんミサイルが
我が国に近づいてやがる!!!
くだらん挑発を重ねやがって!!
爆撃だ!爆撃しかない!
今日やるぞ、いいなシンゾー!」
「ちょ、ちょっと待つでございます、
私の一存で了承するのは…」
「ジーザス!!!
お前がジャパンのトップだろう!!」
「いえ、そうは言われましてもですね、
まず国会で十分な審議を…」
「そんな暇があるか!!!
いいか!やるときはやるんだ!!
一気に叩くんだ!!!
いいか!経済も戦争も同じだ!
多少お前らにも被害は
生じるかもしれんが、
そんなことを言ってる場合じゃねえ!」
「そ、それはですね、
まずはこのお話を持ち帰らせて
いただいてですね…」
「ダメだ!!!
俺はやる!!!
やると言ったらやる男なんだ!
シンゾー、いいな!!!!」
「良いか悪いかと、
問われましてもですね、
この場でお答えするのは…」
「イエスかノーか、
それだけだ!!!」
「ですからですね、
それにつきましては
しっかりと議論したうえで…」
「シンゾー、俺の問いに今すぐ
答えるんだ、
そう、今すぐだ!!!」
「ノ、ノー…」
「ノー!!!!?
ホワイ!!!?
アーユークレイジー!?」
「いえ、ですから厳密にはですね、
ノーというわけではございませんけれども、
濃密にですね、
慎重に議論に議論を
重ねたうえでですね、
結論を出したいと、
こういうことなのでございます」
「…なぁ、シンゾー、いい子だ、
お前の立場もわかる。
しかし落ち着いて考えるんだ、
いいな、そうだ、落ち着け…
なんならチャを飲むかスシでも
食って落ち着くんだ。
そうだ、いいぞ、
ザゼンを組むのもいい。
準備はいいか?
いいか、奴らは確かに
日本の本土を狙ってはいない、
そうだお前も頭のいい子だから
わかるな?
しかしこのまま奴らの好きに
させてみろ、
いずれ奴らはもっと増長して
何をしでかすかわからないんだ」
「それはごもっともでございますから
我が国としてもですね、
関係各国と連携して
事態にあたりたいと、
このように考えているわけで
ございます」
「関係各国ったって
実質的にウチしかねえだろうが!!」
「いえ、たとえば中国、ロシア…韓国」
「ガッデム!!!!
ガッデムだぞ!シンゾー!!!
ヘイ!!気は確かなのか!
中国?ロシア?
奴らが裏で手を引いてるのは
間違いない!!
知ってるだろう?
お前、本当にイカれちまったのか?
韓国だって?
アーハー?奴らがお前らを
とことん嫌ってるのは
重々わかってるだろう!」
「ですから、外交努力を重ね…」
「クレイジー!!!
お前はクレイジーだよ、
シンゾー、なぁ、
どうしちまったんだ!
トランプタワーに訪ねてきた
あの日のことを忘れちまったのか、
俺とお前の友情はどうしたんだ?
シンゾー、身体は大丈夫なのか?
頭は痛くないか?
おなかは?」
「すこぶる快調でございます!」
「…お前と話してると、
なんだか疲れるぜ、シンゾー…
わかった、今日だけは
お前の顔を立ててやる。
次はないぞ、いいな!」
「いえ、それもですね、
関係閣僚とまずは協議のうえで…」
「ファッキュー!!!!!」