■介護も365日の紙飛行機■
このところ、
季節の変わり目ということで
寒暖の差が激しいせいもあるのか、
体調を崩される利用者さんも
増えてきています。
中にはそろそろ、
終末期に入っている方も
おられるため、
いつ何があっても
おかしくはなく、
手厚い介護が必要に
なってきています。
一方で元気な方は
相変わらず元気ではあり、
一日中騒いだりとか、
夜中も寝ずに動きまわったり
しているので、
そちらも目は離せません。
職員が一人しかいない、
夕方~夜間、
あるいは早朝なんかは
とても大変です。
この時期はスタッフも
体調の維持が大変で
僕も少し風邪気味だったり、
天気が悪いと腰や頭も痛くて
なかなかつらいです。
そうなってくると、
精神的にも落ち込みやすくなり、
スタッフの愚痴も増えます。
僕らの仕事というのは
本当に特殊で…
高齢者が相手なので、
極端な話はどんなに
手を尽くしてあげても
やがては必ず亡くなります。
また、認知症に特化している
施設ではありますが、
その認知症が治るかといえば
ほとんどは治りません。
多少、症状が軽減するか
どうかというところで、
いずれにせよ、
年齢が年齢ですから
数年後には、
先に述べたように
今度は寿命がきます。
患者さんの病気を治して、
退院という方向に、
もっていってあげられる
可能性のある、
お医者さんや看護師さんと違い、
僕らはそういう、
目に見えた達成を
得ることがまずできません。
ごくごくまれに、
症状が落ち着いて
自宅に帰れる人はいますが、
100人中一人か二人ですし。
これを続けていると、
誰もが思うんです。
自分達はいったい、
何をしているんだろうね。
と。
僕のこたえとしては、
生きるお手伝いをし、
死ぬお手伝いをしていると
言い切れますが、
それがべつに正解ではない。
おまけにすべてのスタッフが
そこまで割り切れるわけでは
ないでしょうね。
むなしくて、
つらいというのも
よくわかるんですよ。
僕の書いたことも
あくまで持論であり、
正解ではないから
明確な答えが、
なかなか見出だせないし。
日々やっていることに
何の意味があるのか、
結局、たいして良くならないし
最後はみんな、
おわかれしていく
だけじゃないか…
たしかに。
でも僕らにできることは
何も結果だけを
求めることだけでは
ないはずなんです。
たとえどう生きても
同じ最期を迎えるとしても。
どうやって生きたか、
どんなふうに支えてあげたか。
それが一番大切だと
僕は考えています。
AKB48の
365日の紙飛行機の歌詞は
まさに僕の介護観そのもの。
大好きな歌です。
人生は紙飛行機
願い乗せて
飛んで行くよ
風の中を力の限り
ただ進むだけ
その距離を競うより
どう飛んだか
どこを飛んだのか
それが一番大切なんだ
さあ心のままに
365日