なんとかするのが仕事 | NobunagAのブログ

NobunagAのブログ

家庭菜園、ゲーム、アイドルなど趣味の話題や、子育て、介護関係のことをつらつらと書いています。

■なんとかするのが仕事■

帰宅願望やら何やらで
大変な利用者さんが
入ってくると
よくスタッフから

「○○さんが大変なので
なんとかしてください」

と言われるのですが
これは何を意味しているの
でしょうね…。

おとなしくさせてください、
なのかな。
薬で。

しかしこれでは視点が
家族と同じになってしまっています。

だって家族は大変だから
施設へ預けているのだから。

「対応できないから
なんとかしてください」

と施設へ預けているのに
施設のスタッフも

「なんとかしてください」

とケアマネに言う。

ケアマネも困って

「なんとかしてください」

と医師に言う。

そして強力な精神薬が処方され、
ハイ、廃人の出来上がり…。



もちろん、場合によっては
医師に相談して薬は
出してもらいますよ。

主に夕方から夜間についてはです。

その時間帯はスタッフが
一人になりますからね。

手のかかる方に
べったりくっついて
介護するわけにもいかないし、
それをやってると
他の方まで手が回らず
事故につながりもします。

大勢の方が暮らす場所であること。

他の方との介護量、
一人に割ける時間の
兼ね合いを
総合的に判断して
医師からの判断も
あおいだうえでやむなく、
薬を出してもらいます。

最近は精神薬の処方について
マスコミがよく知りもしないで
寝たきりになるとか
寿命を縮めさせるとか
騒いでいますが、
適切な使い方をするしか
いまのところ解決法はない。

薬づけにして
殺してやろうなんて思って
出す医師はこれまで
見たことないです。

どのお医者さんも
出来るだけ副作用が
出ない量でなんとかしよう、
そのためにも一緒に考えながら、
異変があれば現場でも判断して
過沈静にならないように
注意してくださいねと
言いながら処方してくれます。

そういうお薬を、
必要な時間帯に
適切な量で飲んでいただく。

ある程度仕方のないことだと
僕も考えます。

しかし日中は違うでしょ。

スタッフが3人とかいるのに
○○さんは同じことばかり
言ってくるから大変です、
では素人になっちゃってる。

同じことばかり
聞いてくるのは
要するに不安だからです。

確かに同じこと聞かれるにも
ほどがあると言いますか、
何度説明したって
5分もすれば同じことを
また聞かれます。

一日に50回以上、
同じやりとりをすることも
しょっちゅうです。

苦痛か苦痛じゃないかといえば
苦痛ですよ。
これは間違いない。

しかし仕事なんだから
苦痛が伴うのは
どの仕事も同じでしょうね。

その利用者さんの
不安の原因が
幻覚などを伴うタイプだと
薬は必要なのですが、
単純にアルツハイマーで
さっぱりわからないという
だけの不安ならば
その都度解消していくしかないし、
不安を起こさせる要因を探り、
そうならないように
環境を整えるしかない。

不安の原因がわからない?

そう、そんなの僕も
一口ではわからなくて
とくに入居して間もない方の
不安の原因などは
簡単に説明できないのです。

その原因は一人ひとり
違うのだから、
100通りあろうが探すしかない。

それはケアマネだけの仕事?

違いますよ。

そこにいるスタッフの仕事。

僕も管理者、ケアマネ、
介護員を兼務してますから
一緒に原因探りはしていますし
突き止められることも
多いのですが、
それが当たり前かといえば
本来はそうじゃないです。

なんでもかんでも
ケアマネに言えば
なんとかなるわけではなく、
現場にいる人が
積極的にやらなければ
ケアマネにはわかりません。

困ったらケアマネに言う。

そういう風潮は
どこの介護施設でも
よく聞くのですが…

ケアマネに言う前に
自分達のすべきことを
まずしなければいけないと
思います。

ケアマネは利用者さんの歩む
大きな道筋や
ゴールを決める人であり、
こまかいルートは
現場が決めることなんですよ。

どんなルートが
あるかを調べるのもね。