■ゆとり・反ゆとり■
ゆとり世代という言葉は
皆さんご存知でしょうが、
そのゆとり世代の若者たちも
今では20代後半くらいになっています。
もちろんうちの会社にも
その世代の子たちはいて、
年齢的にはだんだんと
中堅的な立場になっていく者も
出てくる頃かと思います。
僕なんかはもうひと世代上なので
教師からビンタをくらってきた
世代なのですが、
いまの子たちはみんなやさしい。
そう、よく言えばやさしいのです。
やさしいんだけど、
行動力はありません。
なぜなら彼らは人にやさしい以前に、
自分に対してやさしいからです。
人よりうまくできなくてもいい、
みんな違うのだから。
がんばることはナンセンス。
がんばらなくても誰かは
ボクを助けてくれる。
一人ががんばらなくても
みんなががんばればいい。
それはわかっているけど、
できれば先頭には立ちたくない。
がんばりたいけど、
人以上にはがんばりたくはない。
みんな同じがいい。
得をしない?
べつに得をする必要もないじゃない。
みんなと同じならそれでいい。
そんな感じの子が増えました。
一方的に批判はしません。
彼らが悪いのではなく、
そういうふうに教わってくれば
そう育つしかないでしょうから。
反面、高齢者はどうでしょう。
以前書いたように
すごいワガママな人が増えました。
認知症によるもので
周囲に配慮ができないという
症状に関しては理解しています。
それは仕方がない。
しかし本来の性格としての
ワガママな方は増えたと思います。
かつては高齢者といえば
戦中を生きた方々だったので
我慢強い方が多かったり、
ささいなこと…
たとえば介護サービスで
ごく当たり前に行われる
入浴や食事なんかでも
「昔はこんなことはなかった、
ありがたい」
と喜んでくれましたが、
だんだんそうではなくなっています。
この先、団塊の世代が
高齢者の中心になると、
その傾向はもっと増えると思います。
お金を払ってるんだから、
やってもらって当たり前。
できれば人よりやってもらいたい。
なぜそうなったきたか。
彼らがバブル期を生きてきた
人たちだからです。
競争社会でした。
他人を蹴落としてでも
上に行かねば生き残れない。
勝ち組、負け組が
ハッキリしている世の中でした。
俺たち、私たちは
それを生き抜いてきたんだ!
というプライドがあります。
ともすればもうひと稼ぎしたい、
他者より上でいたいという
プライドがあります。
学生運動に明け暮れてた人も多い。
だから声高に訴えれば
何か変えられる、
それがカッコイイことだとも
思っている。
周囲に合わせるよりも、
自分が得をすればそれが一番良い。
しかしながら、
今後の介護業界を担っていくのは
どちらかというと、
そんなことにはまったく
興味も理解もないゆとり世代です。
正反対なんですよね。
僕の世代ですらゆとりの子を見ると、
う~ん…やさしさはあっても、
それが行動に結びついてないな、
そんなことなら多少ぶっきらぼうでも、
行動力のあるヤツのほうが
よほど他人を救えるぞと
感じてしまうんですが、
当然、僕より上の高齢者たちは
もっとそれを感じるでしょう。
つまり今後の介護業界は
ゆとりと反ゆとりの方が
中心をしめていくのです。
結局、その間に位置する
僕らが両方をうまく
さばいていかねばならないのでしょうか。
けっこう胃が痛い問題ですw