介護事故が当たり前になってないか | NobunagAのブログ

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■介護事故が当たり前になってないか■

皆さんも覚えておいでだと思いますが、
以前に川崎の介護施設で
利用者が転落死するという
事故がありました。

それも数ヶ月の間に何人も、
という状況であったので
虐待も疑われていて、
そのあたりはうやむやになってますが
早い解決が望まれるところです。

しかし今日の新聞を読んでいたら、
なんとその事故が起きた施設と
同系列の施設でさらに2件も
同様の事故が起きていたというのです。

これには驚きました。

普通ならばこんな大事故は
一度もないのが当然だと思うのですが、
仮に一度でもあったなら
すぐに対策を立てて二度と起きないように
するのがトップの役目でもあり、
現場の役目でもあるはずです。

この会社の人たちは

「事故なんて当たり前」

「ボケてるんだから高いところから
転落しても当たり前」

「そんなことはどこの施設にもある」

とか考えていたのでしょうか?

確かに高齢者、
とくに認知症の方であれば
事故というのはどうしてもついてまわります。

ですが実際にどの程度の頻度で
事故が起きるのかといえば、
手元に資料はないですが、
実感で記してみると

ちょっとした転倒…1~2ヶ月に一度
骨折するような転倒…1~2年に一度
転落…10年以上やっていてゼロ

これがうちの施設の状況です。


もちろん中には手すりを
乗り越えようとしたり、
窓から外に出たがる危険な方も
何人かいたのですから、
そうした事故が起きていないのは
運がよかっただけと
言われればそれまでなのです。

しかしそれを防ぐために僕らが
いますからね。

ちゃんと工夫も見守りもしています。

ではうちの施設は利用者の自由を奪い、
事故が起きないように
閉じ込めているか?

それも違いますね。

以前、なぜかものすごい批判されましたが
僕は認知症の方であっても、
それができるレベルにある人には
タクシーなどで自由にお出かけを
してもらっています。

だって施設に入ったら
見えない鎖でつながれるのなら
それだって拘束じゃないですか。

なら介護施設はいらない?

いいえ。

違いますよ。

その人に一人での外出が
できる、できないの判断を
僕らは責任持っておこなっているし、
タクシーの運転手さんや、
よく出かける先の人に
万が一があったらすぐに
連絡をくださいというように
お願いしたりするのも仕事なのです。

もちろん家族に理解を求めることも。

お酒を飲むのが好きな人なら
アルコール中毒とかで
医師から禁止されている人はダメですが、
そうでないなら施設内での飲酒も
OKしています。

危険ですか?

そりゃそうでしょうけど、
お酒を飲んでいる人がいたら
いつもより気をつけて
見守ればいいのです。


というわけで、
それだけ自由にさせていても、
事故の数自体は上記のような
回数しか起きないんです。

これが標準か、
もっと少ない施設もあるでしょうね。

10年以上やっていて
死亡事故はゼロなんですが、
もしかしたら20年30年、
介護士として現役でいる間に
一度くらいはそういう事態に
出くわすのかもしれないけど、
せいぜいその程度だと思います。


例の施設やその同系列の施設というのは
いったい何を考えてたんでしょうね。

同じ介護職としてまったく理解不能…。