花燃ゆは面白くなってる | NobunagAのブログ

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■花燃ゆは面白くなってる■

幕府対長州の戦いがメインとなり
前半のグダグダした展開に比べ、
ずいぶん面白くなったね。
脚本家でも変わったの?

それとも最初から本当は
今みたいなノリを目指していて、
単に前フリが長すぎて
飽きられてしまったのか。
もったいない作品だ。

やはり女性主人公らしく、
今回は高杉晋作がなぜ愛人を
作ったのかみたいな揉め事があり
どうせ現代人の感覚を持ち込んで
またバカバカしい見方をされて
終わるのかとも思ったが、
意外とその理由について
まっすぐ向き合っていて
物語としても好感を持った。

高杉は英雄なんだ、と。

いろんな物を背負って、
愛人はいたかもしれないけど
実際はずっと
孤独だったんじゃないかと。

これにはまったく同感で
現代的な感覚での愛とかではなく、
いつ死ぬか殺されるか
わからない状況で
戦ってる男にとって
女というのはたった一瞬でも
気を許して立ち寄れる
港のようなもので
あったんじゃないかなと
思うんだよね。

恋愛至上主義で
誰か一人を愛することが
美徳とされる現代人とは
まったく価値観が違うわけ。

もちろん現代の感覚では
複数の人と情を交わすことは浮気、
というふうに取るんだろうけど
それこそ時代も死生感も
まったく違うのだから
そんなことを現代の感覚で
批判するのは筋違い。

おそらくは女性のほうも
そういう気持ちで男に接していたと
思うんだよね。

たとえ一瞬でもいいから
毎日、命をすり減らしている
この男を癒してあげたい、
というね。

もちろんその中にも
本当の愛や恋もあったろうから
傷つく人は大勢いたと思うけど
それも含めて歴史の面白いところ
なんだよな。

その儚さだったり、
悲しさということもすべて
我々日本人の先祖たちが
作ってきた立派な歴史の一部なんだ。

こういうその時代だからこそ
存在していた価値観、倫理観に、
今回はしっかり向き合っていて
よかった。

女性が主人公だからといって
博愛主義とか生命至上主義を
持ち出して歴史上の英雄を
批判するのが通例となっていたが
このドラマは後半になるにつれ、
その部分がなりをひそめて
まっすぐ歴史と向き合うようになった。

初めからこうだったら
もっと真面目に観たのにな~…