実際の収支 | NobunagAのブログ

NobunagAのブログ

家庭菜園、ゲーム、アイドルなど趣味の話題や、子育て、介護関係のことをつらつらと書いています。

■実際の収支■

前の記事にコメントくださった方も
いましたので、
あくまでごく簡単にですが
グループホームにおいて
どれくらいの収入があるか
参考までに書きます。

実際には介護度によって
いくらかの差があるのですが
わかりやすいように
介護保険の自己負担分を
1日800円とします。

その他部屋代などを含めて
利用者さんからいただくお金は
トータルでうちの場合は
12万から13万くらい。
仮に13万とします。

先ほど書いた800円はあくまで
自己負担分なので
実際は公費から残り9割が
支払われるので、
ごく簡単に7000円×30日=21万が
入るとします。

すると利用者一人につき
34万が収入になります。

1ユニット9人いるならば
約300万。
2ユニットなら600万。

非常に単純に書いたので
実際はもっとプラスマイナスありますが
あくまで参考ということで。

ここから人件費を考えるのですが
例えばうちの場合、
正社員が10人、
パートさんが6人。
もちろん夜勤には手当ても必要です。

それから建物を作るのに
高いところでは2億とか
使っていたりしますし、
これはそれこそホームによって
差もありますが
月々の支払いがあります。

電気代なども共用スペース及び
個人の部屋それぞれに
冷暖房完備でほぼ丸1日
フル稼働だったりしますので、
かなりの金額がかかってきます。

そのあたりを考えていくと
例えば普通の企業のように
幹部クラスが30万、40万以上なんて
ほとんどありえませんし
20万すらきついというような
施設も出てきてしまいます。

その結果が給料13万とか
ボーナス10万という世界なのかなと。

ただ、単純にグループホーム単体しか
経営していないのならば
利益は出ると思います。

うちの部署だけならば黒字ですし。

だけどコメントに書いてくださった
方もいるように、
他にも多くの部署があって、
医師や看護師、PTなどの給料がまさか
10数万などというわけにも
いきませんので、
そのあたりの配分も考えると
黒字の部署から補填しなければ
とてもやっていけない現状が
存在します。

訪問看護などはそれこそ
たくさんの需要がなければ
何百万の赤字が発生します。

またこれまであくまで満床である
前提で書いてきましたが、
特養などに比べて利用者数が
少ないということは、
多少でも空き部屋が出ると
マイナスも大きいということです。


僕自身は介護業界の前は
販売の仕事をしていたので、
それも厳しいことは知っています。

ただし受け入れ人数が
決まっているということは
どんなに努力しても
最大値が確定しているということで
そこが販売などの仕事とは
大きく違う部分です。

頑張ってたくさん売り上げたから
今期のボーナスは期待できる!

というようなことがないわけで、
それどころか介護報酬の改定のたびに
下げられる一方なので、
モチベーションが保てなくなるのは
当たり前でもあるのです。

もらえるお金が増えるときは
利用者さんの要介護度が上がった、
つまり状態が悪くなった、
あるいは看取り加算がとれた、
つまり亡くなったなどの
マイナス的なことのほうが多いのです。

少なくとも良くなった!
自立した!
頑張ったから介護度が下がった!
=収入減です。

このあたりは人間が
やっていることなのに
目に見えた評価につながらない、
下手すると収入が減ったと
上司に怒られる施設も
あると思いますので、
本当にやる気の維持は難しいだろうと
感じているところです。


以上、参考になればということで。


暗い話ですなw