国の認知症対策 | NobunagAのブログ

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■国の認知症対策■

G7の国際会議にて
安倍総理が我が国は
世界有数の認知症大国であると。

だから今年中を目処に、
あらたな認知症対策を策定したいと
申しておりました。

しかしながら現実には、
認知症介護の切り札と
されていたはずの
グループホームの介護報酬を
カットしようとしています。

表向きは介護報酬カットのほうが
利用者の自己負担も減るので
あくまで利用者の目線だけで見れば
メリットばかりかもしれません。

しかしそのせいで、
ただでさえ人手不足の現場から
さらに人がいなくなり、
あるいは残っている人たちの
モラルもモチベーションも下がり、
結果的には利用者のためには
ならないとなぜ気づかないのでしょう。
多くのデメリットが隠されています。

いや、気づいてはいるんでしょうね。

気づいているからこそ、
都合の悪いことは隠します。

厚生労働省が発表するデータにも
毎度疑問を感じます。

どこをどう調べたら、
介護業界が一般企業と同じだけの
給料をもらっているなんて
計算になるのでしょうか。

少なくとも僕の周りの
事業所に聞いても
そんなところはありません。

業界内での多少の差はあっても
一般企業並というほどのところは
ほとんどないです。

大都会にいくとそうでもないんですか?

僕らが田舎者だから
取り残されているのか?

疑問は尽きません…。

お金がすべてとは言いませんし、
実際にはお金を越えたところで
たくさんの感謝をもらい、
モチベーションを保っています。

しかしそうはいっても
僕らにも家庭があり、
守るべきものがいます。

だとすれば一定の評価をもらっても
決して悪くないはずです。

人の最期の期間を全力で
支える仕事は、
尊い仕事だと思います。

認知症の最前線にいるのは
僕らです。
そのプライドはあります。

オムツも代えたことがない人たちが
腕組み足組みして捻り出した
空想と理想の政策で、
いつも振り回されているのが
僕らです。

こんなことでいいんだろうか。

これでは後に続く者がいなくなって
しまいます…。