■謝礼はいらない■
久しぶりに介護というか
グループホーム関係のブログを
いくつか読んで回りました。
スタッフが書いているブログ、
あるいは家族のブログ。
いろんな物の見方があるなと
感じました。
ちょっとびっくりしたのは
謝礼としていただいたお菓子を
「○○さんからいただきました」
と他の家族に見える場所に
置いている施設があることです。
とても残念に感じました。
本来なら謝礼自体が、
必要ないものです。
なぜなら報酬を得ているからです。
たとえ給料が安いとしても
それは会社や国の定めかたに問題があり、
利用者、家族はちゃんとその対価を払い、
サービスを受けているのだから
それ以上のものを払う必要など
一切ありません。
もちろん人間同士のことなので、
いくら断ってもどうしても、
気持ちだから、
と断りきれないときはあります。
それこそ、気持ちとしては
受けとりますという
流れになることがゼロとも言いません。
でもそんなときは、
あくまでこっそりと、
他の利用者やご家族が
気を使わなくていいように、
スタッフにしかわからないようにと
配慮をしています。
なぜならそれはあくまで例外、
本来なら必要ないものだからです。
もちろんそれによって、
利用者へのサービスに差をつけるなど
絶対にありません。
僕自身がもらって一番うれしいのは
お金やお菓子ではなく、
ありがとうの言葉だったり、
後まで手元に残るお手紙です。
そしてたくさんの思い出です。
きれいごとのようですが、
実際にそう思います。
ほとんどのスタッフも
そうじゃないかな？
だからグループホームに
預けている家族は
引け目を感じたり、
気を使って毎回のように
手土産など用意しなくていいんです。
そんなことを気にせず、
たくさん面会に行ってあげてください。