■公費を使っていること■
介護サービスと
家庭で家族が介護するのとは
根底にある理念が違うことを
忘れている、
あるいはわかっていない人たちが
大勢います。
スタッフもそうですし、
利用者さんの中にも時々います。
家族の中にもいるでしょう。
介護サービスは負担の9割が
公費である介護保険から出ます。
介護保険というのは
老人に対して安楽な暮らしを
させるために作られたものでは
ありません。
あくまでその人が
自分でできることを
今後も維持できるよう、
心身を衰えさせぬ努力を
続けることができるようにと
創設されたものです。
これがまず介護保険の基本理念。
条文にもはっきり書かれています。
ケアマネ試験経験した人は
暗記したでしょう?
その理念を理解している人が
使えるための介護保険なのです。
ケアマネはまず最初の研修で
そのことを頭に叩き込まれます。
自分たちが介護保険の守り手だと
いう意識を持ちなさいと習います。
そりゃそうでしょうね。
介護保険には税金が
使われているのだから、
自分たちの好きにサービスを
コントロールしていいはずが
ありません。
ほとんどのケアマネは
まずそれに従って動いています。
でもそうでない人にはわからないかも
しれませんね。
我々は基本的には利用者さんに
自主的で主体的な生活を
送ってもらうように心がけます。
それは別に冷たいわけでも
老人につらい思いをさせたいわけでも
なんでもありません。
介護保険でおこなわれるサービスは
そのためのものであり、
我々にはそうする責務があり、
そこから給料をいただいているのです。
ただひたすら老人に
優しさだけを提供したいなら
それは家族、
あるいはボランティア、
自費で雇うお手伝いさんが
すれば良いことです。
介護専門員の名の通り、
あくまで専門員であるので
情だけでは動けないことも
もう少し世の中の人たちに
理解してほしいなと思います。