■組閣の3■
乃木坂ファンの方々が兼任反対の
署名運動をしているらしい。
気持ちはわかる。
わかるんだけど、
そのことでたとえば玲奈ちゃんや生駒ちゃんが
傷つくとしたらそれは悲しいことだ。
みるきーが自分でもライバル的な存在と思っていた
SKEの兼任を発表されて戸惑って悩んでいたとき、
すぐに連絡をくれて
「SKEにきても大丈夫だよ」
と励ましてくれたのが
玲奈ちゃんだという。
他にもいろいろなメンバーに気を使っていて
自身こそなかばアウェーの地への兼任で大変なはずなのに
本当に気配りと責任感のある子だと感心する。
これまでのSKEでの言動を見ていても
必ず手を抜かないで全力を出せる子だし、
周りへの配慮もできる子なので、
どうか敵視したりせずに
温かく迎えてあげてほしい。
少なくとも悪いのはメンバー個人ではないのだから。
それにしてもこれだけ兼任が多くなると、
乃木坂のファンの方々だけでなく、
それぞれのAKBGのファンも
かなり複雑な思いを抱えている。
たとえばゆきりんがNMBの選抜に入ったら
一人は外されるということだし、
みるきーがSKEの選抜に入ったら
一人は外されるということだから。
でもこればかりは仕方ないことでは?
とも思う。
俺はサッカーが好きなので
サッカーでたとえてしまうが、
日本代表で本田が台頭したら俊輔が外されたと
いうことがあった。
もう少し小さな話でいえば、
地元のJリーグチームに
ある有名選手が移籍してきたことで、
地道にがんばっていた生え抜きの選手が
レギュラーを外されるどころか、
引退にまで追い込まれることすらある。
そういうことはよくあることで、
たとえチームの仲間であっても
同時にライバルでもあって、
そこにある切磋琢磨する環境こそが、
個人を伸ばすのだと思う。
だからそういうことを理由に
移籍してくる人間を攻撃するのは
完全にお門違いとはいえる。
茶番劇になっては面白くないはずで、
若い子たちが真剣に勝負をしているところが
AKBGの魅力でもあるのだから。
もっともやはり、
そこまで残酷なことを強要するのは
個人的には好きじゃない。
AKBの岩田華怜は突然SKEへの移籍を言い渡され、
拒否を表明した。
祖父母の体調が思わしくなく家族に
迷惑をかけられないこと、
春から高校進学先が決まっていたのに
今から変えることは難しいこと
が理由だ。
まだ15の女の子なんだから当たり前である。
どうしてこのくらいのことは
事前に運営が考慮してあげなかったのか疑問だ。
本人が非常にしっかりした文章で、
なぜSKEに行けないのかを丁寧に説明したからよかったが、
下手すれば移籍を拒否したという情報だけが独り歩きし、
SKEを嫌っているからではないかと
SKEのファンから非難される可能性すらあった。
事実、誤解している人もいるだろう。
アイドルであり商品でもあるから、
商売上の都合で人生を左右されるのは
仕方ないことかもしれないが、
その前に一人の人間ということは
運営にも忘れないでいただきたい。
そもそも20歳を越えた成人と、
まだ中学生の子の扱いが同じでは困る。
AKBGの運営は楽しいこと、
興味深いこともどんどんやってくれるが、
時々とんでもないことをやろうとするから危ない。
良識のあるアドバイザーでもつけばいいのに。