◆それぞれの思い◆
新しく入社したケアマネさんにわかりやすいように、
利用者さんたちの情報を一枚の紙にまとめたりしてたんですが、
一人一人いろんな事情を抱えてるんだなということを、
再度認識しました。
もともと頭の中には入っているんだけど、
俺自身、途中から今の施設で働いているので、
過去のことなんかはこうして記録を読み返したりしないと、
なかなか情景が浮かばないこともあり、
良い機会になった気もします。
ひとことで「認知症」とはいっても、
その病状なども全員違います。
比較的良い状態を維持できる人もいれば、
半年くらいで悪くなってしまっている人もいます。
我々はすべての利用者さんに対して、
一生懸命サポートさせていただいているつもりですが、
すべてが報われるわけでもなく、
進行するかしないかを分けているのは、
本当は何なのかよくわかりません。
介護側の努力で良くなると思いたい反面、
どんなに努力してもどうしても何も変えられないこともあります。
しかし現実にそこに利用者さんがいる以上、
とにかくできることはやって、
その結果を信じることが大事なんでしょうね。
本当にいつも終わりのない道のりだと思います。
もし誰かが亡くなっても、
その方に対しておこなったことや、
共に過ごした日々の記憶はずっと心に残るのですから。
新しいケアマネさんがここで何を思い、
どれだけ長く続けてくれるかもわかりませんが、
それぞれが抱える思いを伝えていくことで、
俺にはわからなかった新しい観点を示してもらえたら
お互いに刺激になっていいなと思います。