Figaro -52ページ目

プレゼント。

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付き合って間も無い頃に、嫁から貰ったプレゼント。彼氏彼女のプレゼントとしては珍しい『ドライヤー』。

その頃、嫁は仕事を辞めたばかり。お金も沢山あるとは言えなかったと思う。



それまで使っていたドライヤー、あまりに風力が弱かった事もあり、使う度に俺がイライラしていた。
それを覚えていてくれたのか、プレゼントに風力の強いイオンドライヤーをくれた。

これが、彼女からの初めてのプレゼント。



彼女に合鍵を渡して一週間目。友人の女性と遊んでいたはずの彼女が、アポなしで急にウチに来た。
それだけでも嬉しかったのを覚えている。
かつては千葉と埼玉で行き来しながら付き合っていたので本当に嬉しいサプライズだった。

『友達に相談して、プレゼントは何がいいのか考えたんだけど、活用できて、形の残る、役立つもの…で、ノブくんドライヤーが弱くてイライラしてたから買ってきました!初めてのプレゼントだね。』と言ったのを覚えている。

普通に考えると、彼氏彼女の初プレゼントでドライヤーはナンセンスかもしれない。でも、茜だから…可愛いな。この付き合いたての空気も考えずにドライヤー…こんな愛嬌が俺は大好きだ。今も変わらず愛嬌振り撒くワガママ姫だ。

俺は、そんなあいつが何より大切で、何に代えても守り抜きたい。

そんな愛すべきアホ女。

俺は、あいつと色んな思いをして来て、色んな思い出も作ってきて。

そんなこんなで三年。

最初から今まで、変わらずに全て含めたダメ妻なお前が大好きだよ。



まだ人生初期段階の未成熟な俺ら、三人で頑張っていこう。



ドライヤーは壊れかけてきたけど、俺にとっては大切な女から初めてもらったプレゼント。
まだまだ大切に使っていきたいな。



ドライヤーを見て、ふと、思い出た記憶。

嫁。

時々ムカつくけど…


やっぱり、あいつじゃないと生きた心地しないわ。


何だかんだで





愛してる。

解らなくなってきた。

俺は、何で毎日必死で働いて、勉強しているんだろう。

何のため?

あんな辛い思いをした、恨んでさえいる企業で、どんな思い出働いてるかわかるかい?

製品や申込書を見るたびに俺は『お前ら』を思い起こす。

俺は、愛する大切な家族があるから頑張れる。



家庭の体は俺。
母は家庭の心ではないか?



俺は虚しいよ。



あんな辛い思いをして追い求めたが、死ぬほどに辛い時の消えない傷が、嫌になるくらいいつも頭にある。



なんのために俺は頑張ればいい?



ソラ…
パパはママの気持ちがわからないよ。何がしたいのあいつは。