と憧れて田舎暮らしをしたいと思うのは
頑張って働いてきてのんびりしたい人や
田舎の大自然に囲まれた生活をしたい人や
クリエイターを目指す人に多いので、
私の様にものづくりや農林業をする生活を志していると
憧れられる事も多く、此れから田舎に暮らしたいと
夢を語って頂く事が多く、
でも、田舎で暮らすなら、
田舎暮らしで仕事をしていく面で注意点もあり
先ず多くの人が幻想を抱く勘違いに付いてお話します。
田舎で良い物作れば仕事が成り立つのは夢物語?!
テレビや雑誌等でも古き好き日本の風習を守りながら
手で田植えをしたりしてのどかなシーンが放送されたり
イベントが開催されたりします。
創作活動や無農薬野菜を作るシーンに
自分もそういう生活をしたい…
私もその1人でした。
会社に就職して自分の技術を活かして
ものづくりしながら山登りや釣り等のアウトドアを楽しもうと…
お金では無い愉しみを重要視して食べていける収入があれば
それで良いと思っていたのです。
きっと今此の段階の人が多いでしょう…。
よーく分かります。
夢を壊す事は余り言いたくないのですが、
田舎暮らしで拘りの好きな事をお仕事にするのには
現実問題として知っておいて頂きたい事は
黙っておく訳にいかないのでお話します。
既にに生活の基盤がしっかり出来ている人は
読み飛ばして頂いて構いません。
あくまでもその理想のお仕事で収入を得ながら
田舎で生活をする人に向けてお伝えします。
雑誌やテレビで楽しそうにしている人を見て、
- 良いものさえ作ればいい
- 良いお店さえ構えればいい
- 良い仕事さえしていればいい
此れは理想ですしそれが出来れば幸せです。
実際それだけで生計を立てている人は少なく得意分野を生かしつつ
助成金・共働き・本業以外の仕事・執筆活動・講演料等々
何らかの別収入を得ている事が大半です。
理想の本業だけで成功している人はホンの一握り。
新規就農をして挫折する人や現実と違ったと嘆く人も多い現状。
此れを自己満足で自分の価値観の勘違いや
メディアに映る良いシーンだけを見て自分も遣ってみたいと
田舎暮らしの計画を立てて夢見るのもとても大事ですが、
実際に継続する為に大事な事はもっとあります。
生活の為の収入源ですね。
田舎暮らしで理想で食べれない事が分かる具体例。
良い服が着たい・良い食べ物が食べたい そう思う人は沢山居ても
こんなものが欲しい。
↓
実際に購入するもの
は違うのです。
だから拘り野菜を作っていて
一般的に良いのは分かっているけど高いと言われ、売れずに
販路に困る農家さんが多いのも事実。
良い家具を作っても購入してくれない人がいるのも事実。
ニトリやIKEAが人気なのはリーズナブルな割にオシャレだからです。
手作りであの価格は出来ません。
工場で機械でガンガン大量生産して企業努力してあの価格です。
手作り家具が良いけど高い、此れで良いやという人が大半です。
私もそうです。
徹底的に底値に拘ります。
手作りのものってすごく素敵ですよね。
でも似た様な物が機械で出来ています。
木工品等もコンピューターでプログラミングして
彫るので、時間を要さず量産出来ます。
機械では無く手作業ですと何日も掛かります。
仕上がった見た目が同じであれば
機械で作ったものが例として数千円、
職人が手彫したものが何万円だとして
母の日ギフトとして販売して並べたら
何万円もする高級品の方が温もりを感じて良いのは分かっているけど、
実際は数千円の方を買う人が多いでしょう。
此れが現実なのですよね。
なので理想の手仕事アナログ仕事でのんびりしたい場合は
高価でも買ってくれる人を見付けるという事ですね。
いくらブランドのバックが良くても実際に買うかばんは
違う人が多いのです。
人気はあっても何時かは買いたい
という憧れの層が多いので、比率的には沢山売れる訳ではありません。
有名ブランドならともかく…無名の場合は良いものを時間掛けて作っても
売れなきゃ生計立てれないという現実を知らないといけません。
棚田で一生懸命、手間の掛かったお米を作っても
スーパーやインターネットで複合米の方が売れているのが現実。
農薬使いたくないけど虫食いは売れないから仕方なしに薬を使う農家さんも当然います。
売る為ですから…。
其処が悲しい現実でもあるのですが諦めたくはないですよね。
田舎暮らしで理想の仕事で生計を立てる4つの対策。
欲しいと思う人の層を見付ける。
先ずはご自身の遣りたいお仕事の価値を落とさずに
見込みのお客様を集客する方法を考えてみましょう。
全国には沢山の人が居て、色んな価値観の人が居ます。
良いもの作って意思を貫いていけば必ず認めて貰えますが、
場所を間違えると悲しい結果に終わります。
有機野菜が食べたい人・拘りの工芸品が欲しい人、
田舎でのんびりカフェで過ごしたい人や趣味を習いたい人は
何処に居るのか?そういう層を見付けるスキルを磨く事も大事です。
良いもの作っても誰にも知られなければ趣味と同じです。
集客のスキルを身に付ける、
集客の方法として活用出来るのは、
- 広告を出稿する(新聞・インターネット)
- テレビや雑誌に取り上げられる
- 口コミを狙う(地元・インターネット)
- 自分で情報配信する(ブログなど)
等々、、、あらゆる媒体で先ずは『知って頂く』事が大事です。
ただ、知って頂く為ににヤミクモにしても継続しない事もあります。
収入の天井を知る事も重要。
- 人口的な事も踏まえたお客様の回転率
- 繁忙期と閑散期のバランス
- 最高どれ位生産出来て、どれ位売れるか
此の様に時間的・人口的・物理的に
一体どれ位の収益が見込めるかを計算しないと
良いものを作っても、理想のお店を作っても
長く継続する事は出来ません。
遣りたい事とプラスアルファをする。
- スポーツやアウトドアのスクールとカフェ
- 農業と観光農園
- 創作活動と教室(陶芸、木工等)
等、本当に遣りたい事と兼ね合わせて収入を得る方法です。
ただその為にも集客というスキルが必要です。
具体的に直視する事。(何とかなるさで何とかなる人は少ない。)
補助金等を上手く使いこなす?事も方法としては有り。
(地方では各自治体で地域活性事業の助成金制度等もある。
此れに因って利益度外視で夢見る仕事が演出出来る事も多い。)
サラリーマンとして給料が当たり前に貰える感覚は捨てて、
毎月売上げを自分で立てないといけない事を絶対に忘れない事。
軌道に乗るまで貫く気持ちとそれ迄の生活のゆとりを持つ事。
今回はのんびりアナログ生活で自分の好きなモノを作ったり
好きなお店を持つ田舎暮らしに憧れるふわっとした目的を
お持ちの方にちょっと現実的なお話しをしました。
資金があって生活の不安が無い人、別に失敗しても帰れば良いやと
考えている人は此処迄考えなくても大丈夫です。
考えるよりも動いてみるという事が大事なので^^
物理的に収入が足りない場合、共働きする相手がいない場合、
その層を見付けても圧倒的に人口が少ない場合、商売にならず
諦めないといけないのかというとそうではありません。
此処で不可能…という訳では無く可能にするには?と
前向きに計画を立てて頂く為ににお伝えしたいのですが、
本業をしながらでも他から収入を得る方法は当然ありますし
取り入れている人もいます。
そういうお話しは又の機会に更新します。
好きな事を仕お事にしながらそこそこの暮らしをしたい。
その理想を現実的にしている人も居るのは確かです。
贅沢するだけが幸せと思って
贅沢したい為だけの仕事では無く、
ささやかで必要最小限の生活で
自分の好きな人と好きな暮らしをしたいですね。