先月お亡くなりになられた「なにわのモーツアルト・キダタロー氏」
関西人ならだれでも口ずさめるこのメロディ~「有馬兵衛の向陽閣」
兵庫県人なので、有馬温泉には何度も行ったけど、そして泊まったりもしたけれど
行った事がなかったのが「兵衛向陽閣」
「やっぱり有馬やったら向陽閣が一番やで」
その言葉を何度耳にしたことか
ず~と「一度は行ってみたい」と思っていた
とはいえ、一泊するのにも2人部屋利用だと一人40000円はするという高級旅館。
「車で1時間もかからないところに泊まるのにそれだけの費用をかける~?」
と二の足を踏んでいたところに、見つけた「日帰りプラン」。
お~、ランチ付き温泉利用で、7920円。 あるではないか、あるではないか…
この「兵衛向陽閣」驚いた事になんと歴史は七〇〇年もあるらしい
間口はこんなカンジで狭い。何と言っても室町時代から始まった老舗中の老舗
南館が8階、奥に北館が9階から15階まであって山肌に張り付いたように立っている。
日本三古泉、しかも日本三名泉に名を連ねている有馬、その中でもピカイチと呼ばれる向陽閣、いわばブランド中のブランドなのだ
どんなんやろ~、興味津々
昼のプランのチェックインは11:30~
10時頃現地に着いたけど、チェックインにはまだ早い
車を停めさせてもらって、有馬の温泉街をしばし散策。
有馬温泉のシンボル、有馬川親水広場。土曜日だったけど、そんなに人出はない。
有馬温泉の源泉を巡り
温泉寺にも寄る
11時過ぎには旅館に戻って
豪華なシャンデリアの下を通って、さていよいよチェックイン
ここには、11:30から16:00まで 4時間半滞在してもいいことになっている
まずはランチの前に三の湯へGO!
洗い場から露天風呂まで開けっ放しになっていて
奥の左側が金泉、右にジャグジーがある。
何がウレシイって、そこにいたお客は私の他にたった一人!!
お風呂の写真はもちろんHPから抜粋したものだけど、まさにこのまんま
この天下の有馬温泉の金泉を私一人で独占してるのだ~~~~~
有馬温泉に行ったら普通、おきまりの公衆浴場「金の湯」に入るでしょ?
だけど、そこは芋の子を洗うみたいな混雑ぶりで
なのに、なのによ~、ここは独占なのよ~~~なんて贅沢~~
そして、ひとっ風呂浴びたら、次はランチ
レストランで食す
「昼の玉手箱」
なにこれ~メチャメチャ美味しいやないの~!!
何が美味しいって、お刺身よ。ここのお刺身、ここのタイはきっと明石の鯛やわ
他に類を見ないこの歯ごたえ、この弾力!
ほんま久しぶりにこんなに美味しいお刺身食べたわ。
それ以外にも上品な味付けの小鍋、牛肉のしぐれ煮にはしびれましたわ。
すべてが最上級ってカンジ。
流石、名旅館ってやっぱ違う~。食材調達がハンパない。
もう、感激してしもたわ
このあとデザート
スイカとマンゴープリン。上にはゼリーがチラホラ…それがまた梅雨に爽やかな演出。
ミントと一緒に食べたらお口の中がホンマに「玉手箱や~」。
食事のあと、小一時間ほど休憩して…
(部屋は使わせてくれないのでここで休む)
第2ラウンドは二の湯
ローマ風作りの内湯に金泉の露天風呂
そして、ココもまたほぼ貸切状態。 気持ちよすぎ~~~
サウナも独り占めでいつものように3回入って調いまくる。
あ~、1日に2回も名湯に入って、ゆっくりして、ホンマ疲れが取れた~
そして、3時半ごろ向陽閣を後に…
予約は、向陽閣の公式サイトから入れた
予約した時点で残り1組になっていて、急いで予約したけど
この客入れ少なさに感動の雨アラレ。
温泉だけの利用は無し、ランチを予約しないと入れない仕組み
レストランのテーブルの数からしてもそんなにお客を入れる気がないのでは…と察する。
だからこんなにゆったりしてるんだ。
これが、もし宿泊してたとしたら、きっともっと客がいたはず。
兵衛向陽閣の「昼プラン」、これ、もしかしたら穴場中の穴場なのでは?