前々からかなり古いカメラを使っていて
ピントを合わせるのに時間がかかる。
しかも一番の問題はメチャクチャ重たい。
アチコチ持ち歩くはいいのだけど、疲れて歯茎が腫れたりする(前回のブログに記述)
青森に持って行った時には熱がでた。
「熱のせいで帰りの飛行機に乗れないかも…」と心配したくらいだ。
そのカメラがコレ
ニコンD5300。それでもコレでなんとかこないだ公募展に入選できた。
しかしながら…これではさすがに体力的に続けていけないな~と思っていたところ
こないだの公募展の表彰式にいた女性と偶然話をする機会があった。
「私も公募展の入選初めてなんですぅ」という、彼女が持っていたカメラは
ソニーのコンパクトデジカメサイバーショット
そこにたまたま居合わせたウチのカメラクラブの部長
(彼もその公募展でもっと上位の賞をとっていたのでそこにいた)が
「こんな小さいカメラでも、普通に一眼レフなみの写真が撮れるんやで」と教えてくれた。
「うそ~、信じられへん」と思ったけれど
実際このカメラで撮った作品が今、目の前で「入選」として飾られているのだから
火を見るよりも明らかだ。
「ワタシ、この写真もオートで撮ったんですよ。しかも写真の公募展の応募は初めてで…
もし、これに似たカメラを買うなら使い方教えてくださいよ~」みたいなことを言っている。
ナニィ~?
目からウロコ…
こんなんで入選できるんや…
よく聞けば彼女は、展示会を開くほどのレベルの絵描きさんなのだそうで、
「たとえ写真は初心者でも長く芸術畑で活動していればセンスが違うんやわ」、と納得。
それにしても
侮れない、高級コンパクトデジカメ…
写真を続けていくのなら、これを買うしかない…
帰ってさっそくチェックチェック
彼女が持っていたのはさほど高くない機種
同じサイバーショットでもRX100シリーズていうのが最も画質がいいみたい。
一番高いので15万くらいするやん。ひえ~
型が古いのだと5万円台で手に入る。
値段の差だけあって、そりゃ使い勝手が全然違うよな~
主婦が自分の趣味の為に高級カメラを買うなんて、なんて大それたこと!!
…と、どこか罪悪感を感じるワタシ。
「それでも、この趣味を続けていくのなら、これはもう必須アイテムなのです」
ともう一人の私を説き伏せるワタシ。
悩む~~~
たかが写真、されど写真。
写真やってる人なら分かると思うけど、写真の趣味って奥が深い。
だって誰でも出来るんだもん。カメラさえあれば子供でも…
しかも一億総カメラマン時代。みんなスマホもってるしね。
だからこそ、趣味としてカメラやるなら、表現力や工夫が必要なのだ。
おでかけした時、(特に旅先)写真を趣味にしてて本当に良かったと思う。
道行く景色がフレームを通して「ありきたり」から「芸術」へと変わっていくのだ。
ただ何気なく通り過ぎていた小さな命や植物にまで目が留まって一つ一つ鑑賞できる。
全く世界が変わったかんじがする。
だから、たかが写真だけどされど写真なのだ。
カメラ選び、かなり大事。
②につづく