ボクが初めて育てた花は、アサガオだった。
種をまいて水をやり、「早く芽が出ないかな?」ってずっと見ていたら、お姉ちゃんに「そんなに早く出るわけないでしょ」って笑われたりして…。
アサガオは、朝に咲くからアサガオっていうんだよね。
だけど、ある夜にこんな実験をしたんだ。
アサガオにすっぽり箱をかぶせて、光が入らないようにしておいて、それをお昼に開けたらね、なんとアサガオは朝だと間違えて花を開いたんだ。
こんな言葉を聞いたことがある。
「アサガオを咲かせるのは、朝の光ではなく、夜の闇(やみ)」
アサガオに、夜の間ず~っと光を当てていると、朝になっても花を開かない。
大切なのは、花が開く前に、暗い闇がないといけないということなんだ。
一日がずっと昼で明るくても、草木が育たないように、きっとボクら人間も同じで、暗くなったり明るくなったりしながら成長していくんじゃないかな。
ときには悩むことも、暗くなることも必要なんだね。
暗いおかげで、「光」に気づくことができるし、もしかしたらその経験のおかげで、同じように悩んでいる人の心を、たすけてあげられるかもしれない。
だから、一見つらいことが起こったとしても、それはきっと、神様がボクらの花を咲かせるためにくれる「闇」みたいなものなのかもしれないね。