安定感のある人って素敵ですよね。

いつも穏やかで落ち着きのある大人。

この人なら大丈夫と思える揺らぎのない人。

そんな人になるために大切な

セロトニンについてのお話です。




神経伝達物質のセロトニンは

脳の働きを活発にするホルモンです。

心や自律神経のバランスをとる働きがあり

精神の安定やリラックスには欠かせません。

痛みを緩和する働きもあります。

落ち着きや平常心を保つ別名「幸せホルモン」。

セロトニンの不足がうつ病の原因の4割ほどを占めるという

データもあるそうです。


このセロトニンは

トリプトファンというアミノ酸から作られます。

トリプトファンは体内で合成できない

必須アミノ酸のひとつ。

卵や大豆製品などに多く含まれます。


じゃあ

毎日卵や大豆製品を食べたら

セロトニンがじゃんじゃんできて

毎日ハッピーじゃない?


ところが

それを滞らせてしまうものがあります。

それが炎症です。


体内に何らかの炎症があると

トリプトファンからセロトニンへの代謝が妨げられ

キノリン酸という物質に変換されます。

キノリン酸は神経毒性が報告されています。

ビタミンB6が不足していると

キノリン酸のまま体内に溜まりやすくなります。


炎症とは

体がダメージを防御しようと働く事。

風邪を引いて熱が出るのは

ウイルスの働きを弱めるための体の防御反応ですね。

炎症がある事で白血球が増えて

ウイルスに対抗しやすくなります。


しかし

歯周病や脂肪肝など何らかの炎症があると

トリプトファンからセロトニンへの変換がうまくいかず

セロトニン不足を招きやすくなります。


まとめ

安定感のある大人は

食事と炎症を起こさない生活から


次回もう少し詳しく見ていきます。