あいみ 胎児期のこと | NOBU @ Hong Kong

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アラフォー☆マミィ、香港で育児中♪

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妊娠11週でNT8mmを指摘される
NTとは首の後ろのむくみの事。
リンパ液がなんらかの影響で首の後ろ
に滞る。日本では3mm以下は問題
無いとしているみたい。8mmなんて
問題外…

妊娠12週でNT10mm、絨毛検査。
簡易結果で4つのメインの染色体
は陰性と出た。
(1ヶ月後には全ての染色体に
異常がない事がわかった)

妊娠13週でNT20mm、胎児水腫
システィックヒグローマと診断。
政府の病院以外にセカンドオピニオン
を求めるも、2件の病院の医者に
堕胎を勧められる。
育たないし、子宮内で死亡すると。

妊娠16週で、胸水、腹水。
心臓が疲れ始めているとのこと。
顔面もリンパ液が覆いかぶさり、
足の甲にも大きなコブ…
首の後ろのむくみは相変わらず。
それでも数週通りに成長してた。

妊娠18週も状況変わらず。先生から
心不全で亡くなるかもしれない。
万が一生まれても自発呼吸できず
一生酸素機つけるか、誕生死、
知能遅れ、歩行困難、視聴覚障害
言語障害…とにかく何かしら障害を
持って生まれる。健常児である可能性はほとんど無いと宣告受ける。

妊娠20週で日本に帰国。香港では
胎児水腫やシスティックヒグローマで
妊娠継続したケースも、ちゃんと
成長してきたケースも無いので
経過をみるだけになるから、もう
居る意味が無い。
胎児治療科がある、実家世田谷の
国立成育医療センターに通院する事に。

妊娠21週、胎児治療科の診察。
腹水、胸水は消え、足の甲のコブも
顔面の水も無くなる。
首の後ろのむくみは10mmと半分に。
しかもしぼんでいるので、リンパ液が
体内にしっかり吸収されたようだと
先生から告げられた。
ここまで持ちこたえたから大丈夫だと
先生から。

妊娠39週、3104gで普通分娩で出産。
首の後ろの皮のたるみがあるものの
それ以外は健康そのもの、まるまる
可愛い、普通の女の子でした。

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3ヶ月検診も近所の小児科でして
もらいました。

4ヶ月の今は首もほとんどすわり
寝返りも打てるようになりました。
首の後ろの皮のたるみもだんだんと
目立たなくなってきました。
まだまだ引っ張ると、びよーんと
伸びますが、可愛いなーと思えます。

よく笑い、よく寝て、よくおっぱい
飲むいいこです。

生まれてきただけで嬉しい、そんな
オーラがでています。


同じ病気で悩んでる人が沢山います。

香港では35過ぎるとクアトロテストが
義務付けられています。
私は1人目の時も受ける必要性を
感じていませんでした。確率出して
ヘタに不安になったりしても
意味ないと思います。

でも明らかに染色体に異常が
考えられるならば、赤ちゃんの
染色体の状態を、親として
しっかり知ってあげるべきかなと、
私は思いました。

その上で…命にかかわるような染色体
の異常が無ければ、赤ちゃんを
赤ちゃんの生命力をママとして
とことん信じてあげてようと思いました。

染色体異常がなかったのに
私の赤ちゃんは生まれるまで
ずっと首の後ろがむくんでいました。
だからずっとずっと不安でした。

でも元気に生まれてくれました。

知的障害や言語障害、歩行困難…
今はまだわからない事もありますが
どんな事があっても、私の事を
信じてお腹に宿ってきてくれた
大事な娘を、これから命がけで
しっかり育てていきたいです。

きっと周囲の人を幸せに
できる子に育つと思います。

沢山の人の思いから生まれてきた
奇跡のベビーです。



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