諸田さんの小説、拝読しました。

紫式部の方は東大入試によく出るよーと

言われて読んできたのでそこそこ

なじみがありますが

 

 

和泉式部です。

こちらは、知らないことも多かった私…。

どこか謎めいた部分もあって

美人過ぎるせいで

人生が大変なことになってしまった人なんだろうな、 

という想像はうっすらとしていましたが

 

小説家の手にかかると

そんな謎もこうして見事に物語になるんですね。


想像を掻き立てる逸話や、

彼女の歌もいくつも残されていますが

その、残された歌と逸話の合間を埋めて

式部の人となりを描いていく、という作品です。

 

恋のはじまりの高揚感、

突然それが奪われる痛み、

裏切り、

家族への思い、

時の権力者との絡み…

等々、現代にも通じる側面が

いくつもあると感じました。

 

昔の人の袖の香ぞする

帥宮との恋のくだりは何度読んでも素敵です。

 

 

 

こちら、現在はこの画像の帯でなく

新しくなっています(より怖い感じに)

 


 

 

 

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バックナンバーも

 

 

 

 

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こちらはコミックエッセイです。


 

これまでの著書です。