なんという渋さ。
「古文書の読み解きミステリ」です。
この粉々に割れ金継ぎされた茶碗の陰に謎の殺人事件が…
そしてそれを読み解こうと足掻く作家の心の闇…
それを、女性編集者が追っていくという
複雑な構造が楽しめる作品です。
いつもながら実に実に丁寧な文体、この方はもしかしたら
かなり頭痛などお持ちなのではないだろうか…
などと3レイヤー目の謎を提起してしまうあたりに
私の業の深さがでてしまいますが。
なんかこの人の作品は読んでいるうちに
読んでいる自分を見つめさせようとする何かがあります。
こちらはようやく20万部になりました。
「身近にいるあの人がきっとそうだ!と思いながら読みました……」
というご感想を非常にたくさんいただきました。
すこしでも、職場や日常の生活の場を
スムースにやり過ごしていける一助としていただければうれしいのですが。
また時々、
「自分もそうかも……」
という告白(?)めいたご感想をこっそり教えていただくこともあります。
ギャーーーーー!!!
食べないで!!!
(冗談です)
むしろ私が食いそうな表紙…
14万部以降は帯が新しくなっています(より怖い感じに)
小説新潮でただいまエッセイ連載しています。
中野の目から見えるもの等々。
バックナンバーもあります。。
こちらはセブンアンドアイ出版からの新刊です。
コンビニエンスストアのセブンイレブンでお手に取っていただくことができます。
(ない場合は、店員さんにこのページを見ていただくなどして、発注をお願いしてみてくださいね)
このリンクからも入手できます。
http://7net.omni7.jp/detail/1106725114
こちらはコミックエッセイです。