柔軟体操革命ボランティアインストラクターN@Bの気付き

柔軟体操革命ボランティアインストラクターN@Bの気付き

選択理論と太極拳を学んでいます。
柔軟体操革命というストレッチを教え始めました。

武術の稽古やトレーナーとして得た気付きをシェアします。
これらの気付きが皆さんにとって良い人生を作る足掛かりになればと思います。

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最近よく思うことがある。
それは【柔軟体操は気持ち良くあるべき】ということ

まず柔軟体操の目的は筋肉の疲労コリやハリなどをほぐし血流を良くしたり、関節の可動域を拡げるのが目的だが多くの人は硬く凝り固まった筋肉を無理やり動かそうとしながら行っているのではないだろうか?

確かにやったという達成感はあるし、やる前よりは身体が動くようになるかもしれない。
ただ楽しいだろうか?気持ち良いだろうか?もっとやっていたいと思うだろうか?

自分は身体が硬い方だからダンスをやっていた時や腰痛の時など面倒くさいけど仕方なくやっていたがそんな気持ちでやっていて楽しい訳がない。

そんな自分が今は柔軟体操革命のインストラクターを目指しているのも不思議な話だと思う。

柔軟体操に話を戻すと、身体も心も外部から強制的な刺激には敏感に反応して強制には強制で返す傾向がある。

例えば、子供の頃に宿題や部屋の片付けを自分からやろうとした矢先に親から「○○、宿題はもうやったの!」と言われて「うるさいな!今からやるとこ!」などと言い返しやる気が削がれた覚えはないだろうか?
自分からやろうと思ったことでも人から強いられると反発してしまう。

これは身体でも同じことが言える。武術で柔の技を使う時に相手を動かそうとして余分な力が少しでも入ると相手も無意識に察して力で対抗してくる。

ここで技をかける方もムキになって力でなんとかしようと更に力をいれるとそれに反応して相手も…と、お互い力任せになってしまい柔の技が台無しになる。

この反応は他人の身体だけではなく自分の身体に対してでも同じことが言える。

首の柔軟をする時に頭を横に倒し、さらに倒す為に上から手で抑え力を加えていくと、あるところから無意識に歯を食いしばって耐えたり、楽な位置に戻そうと頭が押し返してくる。人によっては顔を上に向けたり上半身を曲げたりして力を逃がそうとする。

これらの事から柔軟体操は力づくで無理やりやっても勝手に身体が反抗するので効果的ではないし下手をすれば筋肉を傷める危険もある。

あと筋肉は動かそうと余分な力を入れると硬くなる、柔軟体操で腕回しなどを何回もやっていくと肩が痛くなってくるという人は全てではないが力で肩を回そうとして自分の中でぶつかりを作っていくことがある。

効果的な柔軟体操は最初のうちは身体の中でゴリゴリとぶつかりを感じてもやっていくうちに楽になり、傍から見るとやる気がなく自然にアクビが出るくらいが丁度良いと思う。
怪我によって改めて気付かされたことの一つは質問の仕方だった。

習い始めから先生には「良い質問は良い人生を作る」と聞かされてきた。
解ってはいるつもりでも今思えば求める答えからして曖昧だったのではないかと気付いた。

【解らないことが分からない】ということ、【問題がないのが問題】と同じで本人が大して問題に思っていなければ、それは問題であっても問題にはならない。

例えばよく転ぶ人がいて自分は運動神経が鈍いだけと思っているとする。
しかし知っている人から見ればヒールの高い靴を履いて猫背でうつ向きながらを歩けばバランスを崩すのは当然だろうとわかる。

知識があると無い、気付けるか気付けないの違いが明暗を分ける。

自分の場合、怪我を完治させる為に今まで通っていたジムのコーチの方々に色々と質問をするようになった。

怪我の痛みという問題点が見え、コーチ陣は全員優秀でこちらの質問には明確な解決策をくれた。
お陰で痛みは完治し、その後のトレーニングの時にも身体の動かし方を細かく質問するようになった。

質問の大切さと同時に打てば響くようなコーチの答え方にトレーナーを目指すなら様々な音色で返せる知識と伝え方にも気を配る必要があると気付けた。
もう完治したが2ヶ月ほど前、組稽古中にもつれ合って倒れ胸の上に相手の膝が乗り込んできて怪我をした。
幸い骨に異常はなかったが一ヶ月くらいは思い出したように痛んだ。

お陰で気付けたことも幾つかあった。
傷付くことで気付けた、有り難い。痛み入る身にしみるとはこの事かなどと一人で妙な納得をしてしまった。

気付けた事の一つは出来ることと出来ないことが明確になっていると物事は進めやすいということ。

怪我をした時に先生が「実戦ではこういう場面も起こりうる、その時にどこまで動けるかを確認しておくチャンスでもある。但し絶対に無理はしないように」とアドバイスをくれた。

こういう怪我の時は動かさず、患部を冷やすのが一般的かもしれないが、そうすると筋肉が固くなり血流も悪くなって完治が長引くこともあるので触った感じで骨に異常が無ければ動かせる範囲で動かすようにしている。

この時も柔軟体操革命、指ヨガ、太極拳の動きで筋肉を弛緩させ痛みを和らげて立ち上がることだけなら可能になっていた。

そのあと様子を見ながら稽古に混ざった結果、前蹴りは少し痛んだが思ったほどではなく、むしろ普段より慎重に身体を動かしたので自他共に認めるほど威力が増した。
横蹴りは見た目から無理だと思っていたが何の痛みもなく普段通りに蹴れた。

蹴り以外の動きも痛んだ時は抜けて動けそうな時は参加した。

自分の身体なのに予想した時と動いた時のギャップが色々あり、出来ることと出来ないことを勘違いしていることが多いことに気付けた。

仕事や人間関係でも意外と勘違いしていることは多いのではないかと思う。
無理な目標設定をして失敗したり、やる気のない人に無理やりやらせて関係を崩したり、自分のことでも出来ることややりたいことなど解らずに進めて迷うことはある。

出来ること出来ないこと、やりたいことやりたくないことを整理することで物事がスムーズに進むこともあると気付けた。