少し前の話になりますが 古いハットと出会いました。

1940~1950前半に販売されたものと推測されるもので時代でいえば多くのタップマスターがバリバリ踊っていた頃、場合によってはBill Bojangles Robinsonが生きていた頃から使われていたもの。
70年前のセントルイスから現在の東京 自分のもとへどういう歴史を歩んできたかはわからないけど、その時々のオーナーといろんなものを見てきたのだろう。 
そして、これからしばらく自分と過ごし、その後は自分の子供なのかはたまた別の人なのかはわからないけど、よほどのことがなければ未来に残っていくんだと思う。
70、80年くらい、長くても90、100年で人は死んでしまうけど 物って受け継がれていけばずっと残っていくんだよね。

これだけ長い間 廃れずに存在してきたのだから、これからもそうそう廃れないと思うし、新しい流行りの物をその時々で買っていくよりむしろいいのではないかと... 思ってしまったわけです。
というかそういう物が好きなんです。

これってタップにしても一緒だなぁと思った。
今の世代のタップダンサーの踊りを見てすごいなと思うしかっこいいと思うけど、やっぱり往年マスター達の映像が一番かっこよかったりする。トラディショナルなものが一番かっこよかったりする。

自分はそういうものを好むタイプの人間なんでしょうね笑


残るべき物は残るべくして残る。