情緒のある街並みである浅野川沿いの主計町、創業昭和15年という歴史にふさわしい建物で迎えてくれます。冬季限定営業ということもあり、シーズンの開始とともに予約は完売。風物詩と呼ぶよりも、幻といった方がいいのかもしれません。
お座敷に通されると、出汁をはった鍋とともに鍋用の三杯酢と生卵がプリセットされております。
また、鍋にデフォルトで浮かんでいるのは味噌、この後には大量の生姜も投入されます。名物の鍋は味噌と生姜味であり、これが主役の牡蠣をコーティングしていきます。
三杯酢につければさっぱり、卵につければコク深く、違った表情で鍋を楽しめるようになっております。様々な具材が鍋を彩りますが、白滝と榎茸は味噌と生姜がまとわりつき、特にその恩恵を受けております。
牡蠣鍋ばかりに注目してきましたが牛鍋の用意もあります。玉子との相性はこちらを意識してのものでしょう。玉子と味噌に牛肉の脂、これが描くハーモニーは想像するだけでよだれものです。
この牛肉の脂の強さがまた凄い。ちなみに、この牛肉が地産の能登牛なら、牡蠣も地産の能登中島産のもの。鍋は石川県で出来ております!
鍋の締めはうどんが!
食事の締めは牡蠣飯が!
満腹でもするっと入っていきますが、これをお茶漬けにすればさらに一瞬です。金沢の寒い冬はみふくの鍋で決まり!予約が取れればね。。。笑