築地場外市場にある町中華のお店『幸軒』、これで”さいわいけん”と読みます。長い歴史を誇る老舗だけあって、きっとお世話になった人も多いでしょう。ミトミえもんもその一人、かつてサラリーマンだった頃に築地にオフィスがあったこともあり、よく通わせていただいたものです。他の店の中を横切っていくような狭い道なので、なかなか見つけにくいと思いますが、ミトミえもんくらいの築地のベテランなら楽勝です。笑
六十年以上変わらぬラーメンとしゅうまい!
メニューには六十年以上とあるが正式には今年が70年目。メニュー表が作られてからもう10年も経過しているということですね。ラーメンは昭和の懐かしい印象のアウトプットで、鶏ガラと醤油がメインのスープ。
熱々なののはラードがしっかりと蓋をしているからでしょう。動物系の味わいがきっちりインパクトを作っております。さらに、チャーシューやメンマが作る塩気が見逃せない。特にチャーシューの脂身の強さは驚くほど。つまみで喜ばれるだろうと思えば、やはりつまみのメニューとしても人気を博します。
だが、実のところ一番人気はしゅうまい。なかなかの大きさを誇るしゅうまいは口当たりがいい。肉がホロリととろけてひき肉の単位になって初めて塊の存在に気づく。そのままの肉や玉ねぎの旨味だけでも十分に戦えるものだが、醤油と辛子との相性はやはり否定できません。
1つ単位で頼めるのでお腹と相談して数は決めてください。また前述のチャーシューとしゅうまいとライスのセットもあるのでこちらもオススメです。ご馳走様でした!