富山が誇るパティスリー『ジラフ』へやってきました。「古典のフランス菓子やそれを再構築し、さらに自分のアレンジを加えた料理的で現代風のモノを作る」というのが店のコンセプト。コンセプトの通り、少しクラシックな店内とモダンな外観を持ったパティスリーでございます。富山駅から車で15分ほど、川沿いの裏路地でひっそりと営業しております。
ショーケースを占拠するのはショコラの存在。購入前に少しパティシエと会話をさせていただきましたが、カカオへのこだわりがとても強い。
ワインやコーヒーなどと同じように品種や産地によって全く違うと語るが確かにその通り。
今回は定番という「ピエジェ」をいただきましたが、その言葉を象徴しているよう。ショコラが作る様々な表情を組み合わせてインパクトのあるフォルムを作り上げます。
Gのマークのついたチョコレートに、ガナッシュやムースを組み合わせる。そして、赤ワインやカシスを使って大人な味に昇華しております。ショコラというより料理と紹介したいような一品です。
もう1ついただいたのは「コンコルド」。まるでパリのコンコルド広場の石畳を表現したようなビジュアル。パリの名パティスリーのルノートルというスペシャリテを再現したそうです。濃厚でねっとりしたガナッシュをサクサクした食感のメレンゲでコーティングしております。
このコントラストがバランスをとり、くどさを排除しているような印象です。甘いものがあまり得意ではミトミえもんでもあっという間に完食です。ご馳走様でした!