料理はコースで提供。地元の千葉の食材を積極的に活用した地産地消への意識も好感度が高い。シェフご自身も東京やイタリアで腕を磨いたそうだがご出身は千葉県。ちなみに、ミトミえもんも千葉県出身。ということは今宵のディナーは、千葉(アルベロ)の千葉(地産の食材)による千葉(ミトミえもん)のための料理というところでしょうか。笑
さっそく千葉の食材も盛り付けられた「前菜の盛り合わせ」から。構成するのは、勝浦産の鯖、京都産のアオリイカ、南瓜と生ハムを使ったアランチーニでございます。
これに続くのは、トラットリアというよりリストランテと呼ぶべき高級食材達。高級魚のオナガダイのカルパッチョにはトリュフを添え、
マッシュポテトの上には白子のソテーをのせます。
このアンチョビバターのソースが食欲をどこまでの増進させます。そして、一番のお気に入りはお馴染みのフォアグラを使った鴨肉のハンバーグ。つくねっぽい印象で、フォアグラの臭みとは無縁。フォアグラらしい脂の旨みだけがそこに残されます。下部にしかれたキノコやバルサミコ酢の恩恵でしょうか。うまいっ!!
パスタはオマール海老のトマトクリーム。使用するパスタはパッパルデッレで、幅広いリボン状のもの。存在感は増すが濃厚なソースとの相性は疑うべくもない。むしろ、ソースを十分に楽しむ時間を与えてくれます。ちなみに、語源となったイタリア語のパッパーレとは豪快に食べるという意味。豪快なオマール海老の盛り付けにもふさわしい名前ですね。
メインの魚と肉は、それぞれ「キハタ」と「フィレ肉」が担当。前者はフレッシュトマトとバジルを使ったケッカソース。イタリア伝統のソースは本当になんでも合いますね。火入れの加減もお上手でございます。
フィレ肉は自身の肉汁を使ったソース。地産地消どころか素材産素材消まで実現しております。笑 美味しい料理、ありがとうございました!