エルミタージュ ドゥ タムラ@軽井沢 優雅なフレンチ、軽井沢の新緑に囲まれて。 | 日本中を食べ尽くす!!ミトミえもん食べ歩きブログ

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桜や紅葉も美しいが、軽井沢の新緑はそれらに劣らない。涼しげな印象を作る新緑の美しさったらないですね。避暑地という言葉がこれより似合うエリアもそうあるまい。だからこそ、名だたる著名人が別荘を構えているのでしょう。



さて、やってきたのはそんな美しい緑に囲まれたフレンチレストラン『エルミタージュ ドゥ タムラ』。レストランの建屋は40年を超えるらしいが、自然に囲まれた空間がマッチしています。景色だけでなくサービスも丁寧で、気持ちいい尽くめのレストランです。ちなみに、タクシーの運転手さんの間では、このあたりをグルメ通りというそうです。



料理もまた景色に負けず劣らずの美しさ。アミューズからそのエッセンスを堪能させていただきます。フィンガーフードのような形でやってきたのは「とうもろこし」と「そら豆」。シフォンケーキになった空豆の上に、さらにローストした空豆を重ねる。きっちり効いた塩気がお酒と合いますね。また、「とうもろこし」は内側はムース、外側は香ばしい粒で構成されます。素材の甘さは余韻で広がっていき、まわりの春巻きの生地の油がアクセントになっております。



そのほか、「キャビア」をパンケーキ生地とサワークリームの上に、ピンク色のじゃがいも「ノーザンルビー」はサワークリームを間にしてミルフィーユ風に、「カモミール」をメレンゲにしてマカロン風に、とアミューズが続きます。





どれもデザートのような可愛らしい顔をしつつも、すべてお酒がすすむアイテムとして活躍します。お酒といえば、シャンパンとの相性が良かったのは釧路産の「真牡蠣」。甘い香りのビネガーの酸味が牡蠣の旨みをばっちり引き出します。



デザートのように可愛らしい料理は続く。地元の長野県産のアスパラを使ったブランマンジェで、パパイヤや帆立が重ねられます。パパイヤは1つ1つ丸くカットされてます。芸が細かいですねぇ。



また、長野県を川上とする天竜川の「稚鮎」のフリットも登場。同じく地場の野菜の上を泳いでいるように盛り付けられます。苦味のアクセントになっている山菜のパウダーは、まさに周辺の木々のものを使っているんですって!これ以上ない近距離の地産地消ですね。



この後も黒鮑、オマール海老、岩手県産の短角牛のローストと贅沢な食材が並ぶ。フレンチの命ともいえるソースは、それぞれ丘クレソン、アメリケーヌソース、赤ワインの粘土のあるソースと合わせられております。食材ごとに計算されたソースたちはいずれも素材にフィットしております。






最後は正真正銘のデザートで締め。ちなみに、メロンの濃密バニラ、メロンのコンポートなどメロン尽くしの一品でございました。