千松しま@宮城県塩竈 東北の、宮城の、塩竈の魚介が楽しめる! | 日本中を食べ尽くす!!ミトミえもん食べ歩きブログ

日本中を食べ尽くす!!ミトミえもん食べ歩きブログ

ミトミえもんが世の中を食べ尽くします。

東北の、宮城の、塩竈の魚介が楽しめる。
しかも、海を眺めながらだ。こんな贅沢な料理と空間を提供してくれるのは『千松しま』。仙台から車で30分ほどの塩竈市の住宅街にあるご夫婦で営む日本料理店。日本三景に数えられる松島が名前の由来。たくさんの島をもつ松島で創業したのだそう。塩竈に移転してからは20年がたっているそうだ。

{6EC0A789-617C-49A8-9B07-1EDC917D2DC8}

先付から食事までおまかせのコースで提供されるが、肉類の提供はない。東北ならでは、宮城ならでは、塩竈ならではの魚介で構成されるのが特徴だ。

{227E67A3-23C6-427A-A5C3-90AAD2657E66}

例えば、鮎川でとれた「ミンク鯨のウネス」。まだ青っぽい若い筍の薄切りと一緒に提供されるのだが、これが最強のコンビなんです。ウネスのたっぷり脂と筍の苦味がいい感じにマリアージュしてくれます。

{B3FDA25F-A606-4AB6-BAA3-0FD0DE64DF4B}

素材の良さを実感したのは「渡蟹」と「天婦羅」。

{06D8683D-D8D6-4E20-82E3-E2876C6D08A9}

蟹自身の味が強く、さらに自身が持つ味噌のみが調味料となり全体の味を決定づける。天婦羅のネタになったのはカマスと銀宝。江戸前でも幻といわれる素材は東北出身。天婦羅の揚げ加減自体はしっとりめで少々苦手だったが、銀宝の身の強さが一瞬で解決してくれます。超うまいっす。

{80BF160A-7169-4703-A695-9755507CC42D}

素材でもっとも感動したのは「赤西貝」。おそらく初めましての食材だが、この赤西貝を多用。
まずはお椀から。品のいい出汁に浮かぶのが、ハスイモと赤西貝。

{FC073EA7-F68C-4C76-B444-145CF1E426E5}

この貝はなんとあさりを食べるんだそうです。あさりだって出汁が十分とれるのにそれを食べてる貝ですよ。食物連鎖の上位は味も上位のようだ。向付の「お刺身」にも登場。今度は酢味噌で和えてあるのだが、食感もあり甘さもある。

{DC7DE2DC-8DB6-4910-AC4F-759ED19F4718}

最後は「串焼き」で登場。肝とヒモを串で提供いただくが、豊かな味なんですね。適度な磯っぽさも好みだが、口の中にはあっという間に旨味が広がります。アクセントに生姜や茎若布を挟むのも好感度が高い。

{612114B1-0C59-43AE-BE73-3551EF52C41C}

そして最後をしめる食事は「鮑ご飯」。若芽の茎とジャガイモとで提供いただいたのですが、組み合わせが新鮮です。先付けの寒天(アスパラの白和え、ミョウガ、梅酒の寒天)もそうだったが、クリエイティブな創造力の高さも伝わってきます。はっきりいってレベルが高いです!

{918A5EA3-BCE7-4CDA-AC94-866499A2DEB7}

{83D1E1D2-AC4C-46B7-A847-1307355575A9}

その他、料理メモ。
「スズキ、赤イカ、牡丹海老、鮪」
「赤飯 空豆 ズッキーニ 雷干し 百合根 らっきょう 蕗」

{696409DA-3ECB-4041-A1F4-BA34572DD542}

「冷やし物(米麹発酵 ミョウガ 蓴菜)」

{FF36557C-F964-401B-82E7-155E933D82E3}

「鰻 揚げ豆腐 姫竹」餡が絶妙

{49489E2B-0F7C-4FBB-9B9F-53E187EC9798}

「笹饅頭」抹茶と豆乳で作った饅頭

{12E84AF8-32D2-4AE8-A58B-ACF884E05EE4}