広島旋風はカープだけじゃない!名物の汁なし坦々麺が東京進出@大門「キング軒」  | 日本中を食べ尽くす!!ミトミえもん食べ歩きブログ

日本中を食べ尽くす!!ミトミえもん食べ歩きブログ

ミトミえもんが世の中を食べ尽くします。

最近は地方が元気だ。
東京がすべてという考え方は前時代的であり、東京至上主義には疑問がわく。
ただ、ビジネス上は多くの企業の本社機能、圧倒的な人口などはやはり魅力的なマーケットといえる。
こんにちは、千葉出身、神奈川の大学卒、ようやく就職で東京にきたミトミえもんです。

このマーケットを目指して地方の人気店の東京進出も目立つ。
もちろん過去も多くの店が東京に進出しているが、これまでは全国チェーンが目立った印象。
京都の「新福菜館」、福岡の「かわや」などの個店の進出が特徴的だ。
広島からやってきたのは『キング軒』。汁なし坦々麺の王様の降臨である。

{7505DBED-2BBB-4125-842F-725D399E47CD}

注文はもちろん「汁なし担々麺」。というか潔い唯一のメニューだ。

{820E1EB1-F2A8-46F5-9F57-2D18FF4FEC76}

この広島式と呼ばれる汁なし坦々麺には、本場とは違う特徴がいくつかある。

{504D336E-75C3-4664-99C4-98CE834C3430}

まずは、食べる前に30回以上混ぜる。ネギや肉味噌を混ぜるだけだなく、タレに絡ませるのが目的だ。
目安は底のタレが見えなくなるまで。

{1FF51679-DA88-4C71-8A17-B573B796DC3D}

提供時に参照はかかっているが、さらに挽きたての山椒を加える。
もともと香りが強いが、新鮮な花椒の香りは柑橘類らしい香りだ。
ここまできて、ようやく箸をつけてみましょう。

0~4辛までの間で辛さを選ぶことができるが、初心者には2辛がオススメとのこと。
確かにじわっとくる「辣」の辛味は確認できるが、自慢の花椒の「麻」のほうが目立つ。
辛さに自信があるなら、もう少し上の挑戦してもいいかもしれない。

実は麺のほうが好み。
細麺のわりにコシがあり、その存在感は坦々麺の強い食材としっかり戦う。
通常坦々麺には太麺のイメージも強いが、これは相当ありですね。

さて、再び坦々麺の変化を楽しみましょう。
トッピングの温泉玉子につけて食べるのだ。辛味は玉子によりマイルドさを持ち、麻のピリピリが継続する。

{A3939849-8CE2-4DF1-8961-81AB8D648173}

そうこう味を楽しんでるうちにあっとういう間の完食。ちょっと量的には寂しいかも。

だが、ここで終わらないのが広島式だ。

{C3E2722E-44F5-4922-A861-48BA60A72E18}

最後は「坦々ライス」。ご飯をぶちこんだら、卓上のタレ、お酢、鷹の爪、山椒をかけて出来上がり。
タレがなくなるほどかき混ぜたのに、ご飯が色づいていく。

{CA052131-8260-4E4C-BAAE-34D29CE86844}

四川料理では麻辣含めて7つの味が重要とされている。
その1つに数えられるのは酸味。1つの食事でバランスよく色んな味覚を楽しませてくれる。
量的にも少々麺が少ない印象もあったが、麺と飯で量のバランスもしっかりとってくれている。

毎日食べられる坦々麺を目指したというが、確かにこれは癖になりそうだ。