そうなんです。
いよいよ、舞台「闇の皇太子」の公演が始まるんです。

今回、久し振りに「初めてのこと」だらけの作品で、
すでに原作のある舞台作品に携わるのも、
芝居中に歌が挟まれて居ると云うのも、
派手な戦闘シーンが連続することも、
アクロバットの先生が居らっしゃる稽古場と云うのも、
とにかく初めてのことばかりで、
徐々に秋の深まっていく中での稽古の毎日は
キャスト全員に甘えて居る部分を感じながら過ごしていたように思います。

そして極めつけは
「ゲネプロにお客様を動員する」と云うこと。
今までは照明音響含めての本番直前の最終稽古の気持ちで居たゲネプロと云うものが
姿形を変えて迫ってきて居る、
そんな想いで、今までにない緊張感に押し潰されそうです。

今回2年振りに僕の大好きな演出家である加藤さんと御一緒出来ること、
偶然にも高校大学の同級生でもある米田君が脚本を手掛けて居ること、
あまにいこと天野哲也君や、チー坊こと千紗子ちゃんとまた共演出来ること、
初めましてから始まってひと月あまりとは思えない程仲良しのキャスト陣、
沢山の指導や力を与えてくれた先生達、技術スタッフさんに
支えられての公演がいよいよ始まります。

正直、この広さの劇場でする公演じゃない作品に仕上がってしまいました。
もっともっと大きな劇場に、もっともっと大きな作品に繋げて行きたい
そんな気持ちを抱えて挑んだつもりでやってきた僕たちの集大成が
いよいよ始まります。
この原作の小説が大人気作品として続々と刊行されて居ると聞いては
やらない訳にはいかないよね、そんな気持ちでいっぱいです。

有り難いことに続々完売日の速報も飛び込んできて居りますが、
平日公演はまだ若干の余裕があるかもしれません。
迷われて居る方、
また次があるかもと躊躇って居る方、
劇場で僕たちの勇士を御覧頂けると幸いです。

満杯の客席からの拍手で
ドSな僕の安倍晴明が、更なる進化で魅せるかもしれません。
なにぶん、仲良しな現場のせいで最近調子に乗りやすいんで。
チケットにまつわる詳細は当該サイト、タナカドリルinfoからご確認ください。


なお、今回の劇場「上野ストアハウス」は
駅から遠くないのですが、
上野駅自体の構造上の問題で迷われるお客様が多いようです。
全席自由席な点も含めて、御時間に余裕を持ってのご来場を
製作キャスト陣より、強く推奨して居ります。

また、劇場近辺は住宅街であることもあり、
お知り合い含めての一切のお待ち合わせが禁止になって居るようです。
複数名でご来場予定の方は駅にての合流がスムーズとのことです。


このキャストメンバーで揃えることをまた願いながらも
ひとまずはこの公演の1日1日、1公演1公演の中の
闇の皇太子に、安倍晴明に
魂を込めて、印を結んで、念を込めて、挑んで参ります。


そして、最後に。
今回、稽古中盤で怪我のために止むなく降板してしまうことになった
塩川渉君のこともメンバーとして心に留めながら
一緒に立つ想いで頑張りたいと思います。
みなさまどうぞ最後まで応援宜しくお願いします。





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