数日家を空けて帰宅したら、トイレの芳香剤が変わって居た。
そんなことは別に珍しいことではないのだけれど、
突然なんだかふっと気が抜けて
安堵からでも寂しさからでもなく、
ただただ、家を空けて居たんだなぁ、と思った。
玄関で錠をして、鍵をトレイに置いて、靴を脱いで。
なにもかもの勝手を知った我が家が、
まるで他所の家のように感じられて
ふと一人で住んで居た時のことを思った。
そして、帰省した時のあの何とも云えない感じを味わった。
ただトイレの芳香剤が変わって居ただけ。
たまたま量販店で違うのを買っただけ。
ちょうど安かっただけかもしれない。
頂き物で勿体ないから封を切っただけかも。
ただそれだけなのに何が僕にこうも訴えて来るのだろう。
母は一人でレース編みをして
一人で御飯を食べ、映画を見ながら眠りについて、
翌日は高島屋に買い物に出掛けて。
僕達は今はもう良い大人同士だし、
なにもかもを一緒に過ごして居る訳でもないのだけれど、
そんな母の一人の姿がふいに見えて来るようで
トイレの芳香剤を置き換える母の後ろ姿が見えるようだった。
母はどこか極端にメルヘンなところがあって
バラの薫りに絶対的な信頼を置いて居たり、
奇行のように突然ポプリをあちこちに散りばめ始めたりと
たまに妙なところもあるのだけれど、
小さな頃から母にベッタリだった僕の趣味は母に感化されて居て
大体いつも母の趣味は僕と近かった。
それが今月の半ば頃にトイレの芳香剤がレモンに変わったので、
柑橘系の芳香剤が滅法苦手な僕は敏感に嗅ぎ分けて
他愛ない会話の中で
「好きになれないんだよねぇやっぱり、なんだろうね」
なんてことを話して居た。
その時の母は「でも捨てるのも勿体ないから」と
取り合いもしなかったけれど、
もしかすると、そのことを気に掛けて居たのかもしれない。
たまたま量販店で安かったのなら良いな、
たまたま違うものを頂いて調度良かったのなら良いな、
そんなことを思った。
このご時世では特に、贅沢と我が儘は背中合わせで
愛情を感じるにはどう払ってもお釣りが来る。
＋
例のあれがついに最終回を迎えて心のやりどころ見失いつつ
今日は普通のブログを書くつもりです。
入り口はこんな形ですが、これは比較的にタナカ式ベーシック。
次は【し】でいこうかななんて思ったんですが、
今日はつれづれな、タナカドリルです。
そう云えば、この前のイベントの時に、
「あれ、なんて云うんですか？あのシリーズみたいなやつ」
なんてお話をして下さった方も居たんですが、
なんて云うんでしょうね。あれ。
カルタ、にしてはちょっと長いですし。
ほんとなんて云うんでしょうね。
そういえば、今はもうなくなってしまったんですが、
昔このお仕事を始める前にホームページを作って居たことがあって
テキストサイトと云うにはお見苦しい代物だったんですが、
あれこれ書き綴っては自己満足していた時代がありました。
詩を書いたり、お話を創作したり、たまにイラストを描いたり。
その中のコンテンツに
「のんたん語録」なんて名打ったコラム集があったんですよね。
みみず→ずるい→いきじごく→くみとり…
なんて感じでしりとり式に題名を繋いで行くという形式の。
ちなみに、この画像はその「みみず」に寄せたイラストです。
当時の僕は僕なりに丁寧にやって居たのが伺えます。
今読むとやっぱりちょっと恥ずかしくなってしまいますが、
読んで居るとたまにどきっとする鋭さが隠されて居たりして
昔の僕も興味深いなぁ、
なんて最近やたら振り返っては悦に入って居たりします。
＋
興味深いと云えば、
先日、同じ事務所の成松慶彦君も出演して居るお芝居を
岩永君と二人して観劇してきました。
「abc★赤坂ボーイズキャバレー」と云う名のそれは
毎回本当に僕達役者の心をもくすぐると云うか
「もう、お芝居やりたい！今すぐ！
今のこの気持ち抱えたまま板の上に立ちたい！！」
と毎回火をつけられっぱなしの演目で
語られる様々なバックグラウンドも、劇中劇も歌もダンスも
全部ひっくるめて一つの方向に向かうエンターテイメントで
観劇する度に情熱が高まる次第なのですが、
今回はまたちょっと毛並みが違ったんです。
そう、僕にとって。
何はなくとも福山聖二くんが出演してますしね。
齋藤ヤスカさんと挨拶しなくてはと云う思いもありますしね。
（あ。１１月の舞台で御一緒させて頂くんです）
仲原のチューさんも、残念ながら休演中でしたが吉田友一さんも
その他顔見知りのキャストさんも本当に沢山出演されて居たので、
僕としては絶対逃してはならない作品だったんですけどね。
いや、ほら。
御存知の方も大層多いこととは存じ上げますが。
僕って仮面ライダーオーズ大好きじゃないですか。
好きじゃないですか。メダル集め。
…あのアンクが、ね。
あのー。三浦涼介さんが出演されてるとなれば。
もう、ね。
とまあ
そんな極度のミーハー心を必死で隠しながらの観劇だった訳ですが
三浦さんは字の如く「新鮮」で魅力的な俳優さんなのでした。
板上にアンクの姿を期待して居た自分が恥ずかしく思えるほど。
そう、僕達はいつも新しく、鮮やかであるべきなのだと
再認識したのでした。
公演終了後に食事を御一緒させて頂いたんですが、
初対面にも関わらず大変気さくでおおらかな風情だったので
ついついジョッキを持つ右手ががすすんでしまう僕なのでした。
初対面なのに。
緊張か自重かどっちかしろよ、と野次が飛んできそうです。
結局、竜宮城の景色を写真におさめることをすっかり忘れての
おひらきになってしまったので
岩永君と１枚だけ記念に。
社内でうるさくてすみません。気をつけます。
＋
なんかもう長くなっちゃって申し訳ないので
翌日に行った隅田川の花火大会は、
もう、良いですか。
あのー
今まで見たどの花火よりも近くて大きい花火でした。
浅草寺の仲見世にて無防備な１枚。
＋
で、長くなっちゃったついでに。
舞台の宣伝でも
途中にもちょっとだけ触れましたが
１１月に舞台出演を致します。
Be WIthプロデュース Vol.20
underground series04
「落下の王国 The Fall Kingdom～You know you」
cast
進藤学
福山聖二
田中伸彦
MORITA
齋藤ヤスカ
日程
2011年11月18日（金）～20日（日） 全5回公演（結末2ver）・◎18日（金） 19:00開演 ☆・◎19日（土） 14:00開演
★ ／ 19:00開演 ☆・◎20日（日） 13:00開演 ★ ／ 17:00開演 ☆・☆＝白の棘ver／★＝黒の茨ver
劇場
シアターグリーン BASE THEATR
現在http://bewith-ticket.shop-pro.jp/にて絶賛発売中です
＋
と、忘れちゃいけない。（忘れてません！！）
例のイベントの時の質問の件。
あまり先送りにするのも良くないのですが、
画面をスクロールする指がつってもあれなので
また次回にまわさせてください。
ほら、あっちの彼も今は時期的に、ね。
ちなみに、質問自体はもう決まってますよー。
という訳でタナカ式の
「今日は普通のブログを書くつもりです。」でした。
ながっ
そんなことは別に珍しいことではないのだけれど、
突然なんだかふっと気が抜けて
安堵からでも寂しさからでもなく、
ただただ、家を空けて居たんだなぁ、と思った。
玄関で錠をして、鍵をトレイに置いて、靴を脱いで。
なにもかもの勝手を知った我が家が、
まるで他所の家のように感じられて
ふと一人で住んで居た時のことを思った。
そして、帰省した時のあの何とも云えない感じを味わった。
ただトイレの芳香剤が変わって居ただけ。
たまたま量販店で違うのを買っただけ。
ちょうど安かっただけかもしれない。
頂き物で勿体ないから封を切っただけかも。
ただそれだけなのに何が僕にこうも訴えて来るのだろう。
母は一人でレース編みをして
一人で御飯を食べ、映画を見ながら眠りについて、
翌日は高島屋に買い物に出掛けて。
僕達は今はもう良い大人同士だし、
なにもかもを一緒に過ごして居る訳でもないのだけれど、
そんな母の一人の姿がふいに見えて来るようで
トイレの芳香剤を置き換える母の後ろ姿が見えるようだった。
母はどこか極端にメルヘンなところがあって
バラの薫りに絶対的な信頼を置いて居たり、
奇行のように突然ポプリをあちこちに散りばめ始めたりと
たまに妙なところもあるのだけれど、
小さな頃から母にベッタリだった僕の趣味は母に感化されて居て
大体いつも母の趣味は僕と近かった。
それが今月の半ば頃にトイレの芳香剤がレモンに変わったので、
柑橘系の芳香剤が滅法苦手な僕は敏感に嗅ぎ分けて
他愛ない会話の中で
「好きになれないんだよねぇやっぱり、なんだろうね」
なんてことを話して居た。
その時の母は「でも捨てるのも勿体ないから」と
取り合いもしなかったけれど、
もしかすると、そのことを気に掛けて居たのかもしれない。
たまたま量販店で安かったのなら良いな、
たまたま違うものを頂いて調度良かったのなら良いな、
そんなことを思った。
このご時世では特に、贅沢と我が儘は背中合わせで
愛情を感じるにはどう払ってもお釣りが来る。
＋
例のあれがついに最終回を迎えて心のやりどころ見失いつつ
今日は普通のブログを書くつもりです。
入り口はこんな形ですが、これは比較的にタナカ式ベーシック。
次は【し】でいこうかななんて思ったんですが、
今日はつれづれな、タナカドリルです。
そう云えば、この前のイベントの時に、
「あれ、なんて云うんですか？あのシリーズみたいなやつ」
なんてお話をして下さった方も居たんですが、
なんて云うんでしょうね。あれ。
カルタ、にしてはちょっと長いですし。
ほんとなんて云うんでしょうね。
そういえば、今はもうなくなってしまったんですが、
昔このお仕事を始める前にホームページを作って居たことがあって
テキストサイトと云うにはお見苦しい代物だったんですが、
あれこれ書き綴っては自己満足していた時代がありました。
詩を書いたり、お話を創作したり、たまにイラストを描いたり。
その中のコンテンツに
「のんたん語録」なんて名打ったコラム集があったんですよね。
みみず→ずるい→いきじごく→くみとり…
なんて感じでしりとり式に題名を繋いで行くという形式の。
ちなみに、この画像はその「みみず」に寄せたイラストです。
当時の僕は僕なりに丁寧にやって居たのが伺えます。
今読むとやっぱりちょっと恥ずかしくなってしまいますが、
読んで居るとたまにどきっとする鋭さが隠されて居たりして
昔の僕も興味深いなぁ、
なんて最近やたら振り返っては悦に入って居たりします。
＋
興味深いと云えば、
先日、同じ事務所の成松慶彦君も出演して居るお芝居を
岩永君と二人して観劇してきました。
「abc★赤坂ボーイズキャバレー」と云う名のそれは
毎回本当に僕達役者の心をもくすぐると云うか
「もう、お芝居やりたい！今すぐ！
今のこの気持ち抱えたまま板の上に立ちたい！！」
と毎回火をつけられっぱなしの演目で
語られる様々なバックグラウンドも、劇中劇も歌もダンスも
全部ひっくるめて一つの方向に向かうエンターテイメントで
観劇する度に情熱が高まる次第なのですが、
今回はまたちょっと毛並みが違ったんです。
そう、僕にとって。
何はなくとも福山聖二くんが出演してますしね。
齋藤ヤスカさんと挨拶しなくてはと云う思いもありますしね。
（あ。１１月の舞台で御一緒させて頂くんです）
仲原のチューさんも、残念ながら休演中でしたが吉田友一さんも
その他顔見知りのキャストさんも本当に沢山出演されて居たので、
僕としては絶対逃してはならない作品だったんですけどね。
いや、ほら。
御存知の方も大層多いこととは存じ上げますが。
僕って仮面ライダーオーズ大好きじゃないですか。
好きじゃないですか。メダル集め。
…あのアンクが、ね。
あのー。三浦涼介さんが出演されてるとなれば。
もう、ね。
とまあ
そんな極度のミーハー心を必死で隠しながらの観劇だった訳ですが
三浦さんは字の如く「新鮮」で魅力的な俳優さんなのでした。
板上にアンクの姿を期待して居た自分が恥ずかしく思えるほど。
そう、僕達はいつも新しく、鮮やかであるべきなのだと
再認識したのでした。
公演終了後に食事を御一緒させて頂いたんですが、
初対面にも関わらず大変気さくでおおらかな風情だったので
ついついジョッキを持つ右手ががすすんでしまう僕なのでした。
初対面なのに。
緊張か自重かどっちかしろよ、と野次が飛んできそうです。
結局、竜宮城の景色を写真におさめることをすっかり忘れての
おひらきになってしまったので
岩永君と１枚だけ記念に。
社内でうるさくてすみません。気をつけます。
＋
なんかもう長くなっちゃって申し訳ないので
翌日に行った隅田川の花火大会は、
もう、良いですか。
あのー
今まで見たどの花火よりも近くて大きい花火でした。
浅草寺の仲見世にて無防備な１枚。
＋
で、長くなっちゃったついでに。
舞台の宣伝でも
途中にもちょっとだけ触れましたが
１１月に舞台出演を致します。
Be WIthプロデュース Vol.20
underground series04
「落下の王国 The Fall Kingdom～You know you」
cast
進藤学
福山聖二
田中伸彦
MORITA
齋藤ヤスカ
日程
2011年11月18日（金）～20日（日） 全5回公演（結末2ver）・◎18日（金） 19:00開演 ☆・◎19日（土） 14:00開演
★ ／ 19:00開演 ☆・◎20日（日） 13:00開演 ★ ／ 17:00開演 ☆・☆＝白の棘ver／★＝黒の茨ver
劇場
シアターグリーン BASE THEATR
現在http://bewith-ticket.shop-pro.jp/にて絶賛発売中です
＋
と、忘れちゃいけない。（忘れてません！！）
例のイベントの時の質問の件。
あまり先送りにするのも良くないのですが、
画面をスクロールする指がつってもあれなので
また次回にまわさせてください。
ほら、あっちの彼も今は時期的に、ね。
ちなみに、質問自体はもう決まってますよー。
という訳でタナカ式の
「今日は普通のブログを書くつもりです。」でした。
ながっ