昼過ぎに駅から帰って来るとき、
バスを使わずに川原の土手を歩いて帰った。
今日は暑いからこそバス、より徒歩の気分。

コンビニでスイカのアイスを買った。
アイスは下からぽたぽた溶けて、
堤防さながらに吸い付き塞き止めて居たら、
幼稚園、小学校低学年くらいの児童野球チームが
土手の広いところで練習をして居るのが見えた。

必死でぴょこぴょこ走り回る
子供達のあの可愛さをどうしたら伝えられるだろう。

汗で張り付く野球のユニフォームが純白の白なのは、
幼子を持つ母親の愛情の賜物だろうな、と思った。
今日転んで付いた泥汚れは母親がごしごし洗うだろう。

幼稚園入園前から10年以上の間、水泳教室に通って居た。
毎週金曜日。
お教室の近くのスーパーのフードコートで特撮番組を見ながら
買って貰ったたこ焼きをはぐはぐ食べて居た。

そろばん教室にも通って居た。
小学校お受験の受験戦争の兵士として塾にも通って居た。
毎日何かしらの習い事があったけれど、
「忙しい」と云う単語が辞書に載ってなかったので、
何だか分からないけれど、面白かった。

ことの分別がある程度つくようになって振り返ると、
同年代の子達がして居る楽しみを逃して来たような気がした。
友達の家でのゲームやお泊まり、
校庭や広場での鬼ごっこや球技遊びが辞書に書き加えられて居た。
損をした、と云うよりやり残して来たような感覚になった。

でも、きっと僕が野球を習って居たら
ユニフォームは毎日袖を通すたびに真っ白だったろう。
洗濯物は勝手に白くはならない。
白くしようとした人が必ず居るのだ。


超が付く程に几帳面だった母が、最近。
洗濯した靴下を裏返しに干したり、
何かをやりっ放しのままで出掛けたりするようになって、
やっと肩の力が抜けて来たのかな、なんて思う。

デパ地下の物産展で
母が好きな鹿児島のお店のさつま揚げが売って居て、
5種類2枚ずつ10枚買って帰ったら、
僕の分を残す事なく一晩で全て食べ切って居た。
今度から別の袋で買って来ないといけない、と肝に銘じた。

そんな矢先に
土用丑の日に鰻を予約して来たから、と云うので
あれ珍しい、わざわざありがとう、と返したら
金銭を要求された。
なんてことだろ。

これはもう、
野球のユニフォームなんて洗濯させられない。

手帳を見たら土用の丑の日は、今年は19日と31日。
19日と云えば、いよいよ今週日曜で美獣の日。

徐々に緊張感が募りながらも、
楽しいイベントにすべく詰め作業中です。
皆様のご来場、心よりお待ち申し上げて居ります。

そして19日と云えばもう一つ。

8月27日(木)から僕が出演させて頂く
舞台「空の境界~岡田以蔵異聞」@池袋シアターグリーンの
チケットが発売開始になります。
皆様お誘い合わせの上、是非お越し下さいね。


田中伸彦オフィシャルブログ「タナカドリル」Powered by Ameba-20090715164040.jpg


と、忘れちゃいけない。
ついに明日、17日は僕が松尾スズキ組で出演させて頂いた
「片桐はいり4倍速」のDVDが発売開始になります。
こちらも是非是非是非、宜しくです。