病気を受け入れるってホント難しいことなんだなって、HP上の掲示板を読むとつくづく思う今日この頃です。
円形脱毛症を抱えて快適に生活するためには、同病の知り合いを作るのが一番だと思うけれど、そういう機会が持てるようになるまではいろんな心の葛藤があり、どうしても時間がかかってしまう…。
【病気を受け入れる=病気が困らないこと】
と、以前会報に書きましたが、病気で困っている人のために、いったい私は何ができるんだろうって考えました。
そこで、私が日常生活で営んでいることで、お役に立てそうなことをピックアップし、会報に寄稿することにしました。
中には、知り合いなどから教えて頂いたこともありますが、少しでも参考にして頂ければ幸いです。
WIGは相変わらず、通販で5千円位の商品を1年に2個の割合で使っています。
安定感はありませんが、安くて、カットが必要ないところが気に入ってます。
毛先が縮んできたらしばらく結って、連休明けに新しいものと交換しています。
ヘアネットは、毎日取り替えています。帰宅すると、WIGの内・外両側に【布用除菌・消臭剤】をかけ、スタンドにかけています。
シャンプーは自己判断で汚れを感じ始めたらしています。
干すときは、1.5ℓのペットボトルをスタンド代わりに使うと便利です
(空洞ができるため中側が乾きやすい)。
WIG着用時には、汗も防止のため、頭皮全体にかるくベビーパウダーをはたいてます。
夏場はキッチンペーパー(溶けないし、汗をよく吸う)を敷くのもオススメです。
眉毛はペンシルとアイブロウで書き、落ちにくくするために、
ファンデーション(黒ずんでしまうので、メイク用とは別のスポンジで)&ベビーパウダーで押さえています。
睫毛はほとんど無いので、アイラインはしっかりめに入れています。
メイク時間は慣れたもので、たったの、10分程度です。
メイクが不慣れだったり、‘落ち’が気になるようだったら、下調べを充分にした上で、アートメイクを施してみるのも良いと思います。
一人暮らしなので、部屋でWIGは着用していませんが、
家事をするときは、百均で買ったバスキャップ(写真(上)参照)を被ったり、タオルを巻いたりしています。
このキャップは、寝るときは、頭を寒さから守ってくれるし、銭湯に行くときも重宝しています。
知り合いの中には、付け毛を縫い付けて、オリジナルのタオルキャップを作っている人もいます。
また、スノボーに行くときのために、ニット帽専用の付け毛を手作りしました(写真(中)参照)。
エクステンションで細い三つ編みを数本作り、ヘアゴムに、ゼムクリップでつけただけのものなのですが、かなり役に立っています。
春、夏、秋は、綿や麻、冬は毛糸のニット帽と一緒に着用しています(写真(下)参照)。
古いWIGは、捨てる前に帽子用に切りとって、付け毛(もみ上げ、後れ毛)にするとよいかもしれないですね。スイミングキャップに付けて、水泳をされるのもよいと思います。
職場では、直属の上司だけにカミングアウトしています。
普段の業務はWIGでも、何の差支えもありませんが、避難訓練時のヘルメットの着用と、地震体験が避けられるようになったことを思うと、言ってよかったと思っています。
カミングアウトは基本的にせざるを得ない状況までしていませんが、やむを得ずする時は、
【病気で髪を無くしてしまい、WIGを着用している】
と、さらっと、言うだけにしています。
深く付き合っていきたい人には別ですが…。
医療機関にかかるときは、問診表に円形脱毛症でWIGを着用していることを念のため記入しています。
レントゲンを撮るときなど、配慮していただけると助かるからです。
ざっとですが、恥ずかしながら、私の日常生活でみなさんのお役に立てるだろうと思ったことを書かせていただきました。
しかし私自信、病歴は割りと浅いほうなので、もっと、良い情報が他にもたくさんあると思います。
これからも、みなさんと情報交換しながら、よりよい円脱ライフを過ごしたいと考えているので、
ほんの少しの記事でも構わないので、会報に寄稿して下さると嬉しいです。
もうすぐ東京セミナーですね。文章も良いですが、やはり【百聞は一見にしかず】だと思います。
私は現時点では参加する予定です。当日たくさんの方にお会いできるのを楽しみにしています\(^o^)/