２４日 最後の声
「今から 手術」
「明日 電話入れるね。頑張って」
「うん・・・・ありがとう。」
２５日 朝から 電話入れるけど…・電源は・・・切れていて出ない❓」
可笑しいと 思いながら・・・するすべなく…・心配・・・・
２６日 10時・・・電話 ・・・同じ・・・植木に水やりして入ると 着信アリ
電話しなおすと・・・・彼の声でなく 娘のあーちゃん
の声 もしやの感が当たる。
「パパ 昨日亡くなりました。色々ありがとうございました。・・・・・・・」
「私は 行けないけど おばちゃんの分も お見送りしてね。」と
名古屋に住む 大好きな男友達…・色々あって 少し疎遠になっていたけど
主人が亡くなって 納骨の時に 娘や息子の思いで呼んで来てくれ また 付き合いだしたのだが
行ったり来たり しながら 家族ぐるみの 付き合い再開
昔の事
鉄工所をしていた時のお得意さんの会社の社員で 毎日のように我が家へ
いつの間にか 主人と仲良くなり 飲み友達に・・・・私と 同い年
週に半分以上 我が家に居候してくれ 娘二人
の子守りも お手の物
３０歳になり 名古屋に帰り家業の工具屋つぎ…・疎遠になり
若い女性と結婚したと 友達から聞く・・・・あんなに親しかったのに知らせず・・・
彼の お母さんから電話貰い 色々聞き 幸せそうなので安心していたら
いきなり子供二人連れて 赤い車に乗って お嫁さんと ４人で大阪へ ビックリ。
１０歳違いの若いお嫁さん …付き合い始めたけど難しい もの送ってもお礼もなく
行きつけの喫茶店でバイトしていて知り合って・・・・結婚したらしい
でも仲良く 仕事も順調で 幸せそうで 良かったね と主人と笑う。
子供も二人 夏休みに来たり していて。。。。。。数年たち・・
「嫁さん 昨日 出て行ったみたい・・・・・タンスの中 空っぽ 銀行からお金出して」
話聞くと よく 家で 飲んでいた 自分の親友の男性と一緒らしい 近所では みんな知っていたそうな
三人で飲んで・・彼が酔いつぶれると 二人で出かけていたみたい
その時 長男高校３年長女中学３年・・・・・大事な時の１月末だった。
それから 彼の地獄は始まり 主人は 「色々助けてやれ」と言い
色々 お金
もないのに 子供たちには 食料品や衣服を送り 励まししたけども…・
５年くらい経つと子供たちは彼に内緒で お嫁さんと付き合っていて ・・・・私たちはあきれて離れることに
それでも 彼は一生懸命働き 家事して…やっと二人自立して 一人暮らしに
そんな時 我が家は 平成17年に 義母が 入院していて 介護 そして亡くなり
平成18年 姉が 事件に巻き込まれ 亡くなり
平成19年 母が 亡くなり
その後 平成24年 主人が亡くなり バタバタ
主人は 亡くなる前に 彼に会いたそうだったけど 私は 弱った主人を見せたくなく
お葬式にも 呼びたくないと 子供に伝えました。
そして１年経ち 納骨には 子供が言うように 来てもらい また お付き合いが始まりました。
私も 娘一家と 同居するようになり 家を空けても大丈夫になり よく名古屋にも出かけ
彼の お姉さん夫婦やお母さんとのお付き合いも始まり
彼の家は お嫁さんが家出して 荒れほうだいで 電気も暗く めちゃくちゃでした。
２か月 土日でお姉さん夫婦と彼と４人で 大片付け…壁塗り カーテン替え ふすま張替え・・・
私は土日しか行かないけど ・・・・綺麗になりました。
土日に 近所に住むお母さんが来て 「汚い 汚い」とお姉さんに言っていたみたいです。
綺麗になって驚かれたそうで・・・・99歳で 去年亡くなられました。
暗かった彼が 家を綺麗にしてから 友達呼んで家飲みしていたみたいです。
昔話したり 主人の面白い話したり
彼の事 好きだった私の姉の裁判の事話したり 納骨のこと話したり 腹立つ妹の話聞いてくれ
足かけ 休み込みの 50年近い 付き合いで 何でも知っているので 話やすかったんです。
行ったり来たりしていて。。。。。
あんなに大事にしていた彼の子供達は
丁度 大阪に地震が来た時期に 彼が名古屋で具合悪くなり 入院して
お姉さんから連絡が来て お見舞いに行き 二度目のお見舞いの時
面会室で 娘夫婦と話す彼に会い 話し その後 息子は 何を思ったか来たが 知らん顔 ４６歳情けない
お嫁さんが 何か言ったので 頭下げて あほかしら? と思い 病人の彼を見ても何も言わず真っ青
私 睨んで 「さよなら」と 面会室出て お姉さんの家に
待ち合わせて ご飯でもと約束してたので…・・病院での話して ご飯食べて
また病院へ 行き・・・・彼に会い 泣いて謝られ 病院にいると探し回ったと言い
お土産の カステラ置いて 帰り…・あくる日の彼の電話で おしまいしました。
その後 年金月には お詫びにと 茶色い封筒で お小遣いと言って送ってくれ
私は その分で ジュースや 牛丼や サケの鎌や お茶や 焼酎や 冷凍食品を送ります。
「封筒 途絶えたら 病気だからと思ってね 」と笑って 言っていたので
６月１８日に電話して 肺がんと 頭の手術知りました。
一杯 旅もしたし 楽しい 大阪の出来事 思い出しながら 父さん 母さんの待つ 天国へ・・・
呑み助の貴方が大好きだった 主人も 待っているからね。
主人の 命日 25日と同じ日に亡くなりました。
２７日 友引で ２８日 火葬 するみたいです。
どんな思いで見送るのか…娘と息子・・・
私の事 寂しいからって二人揃って 迎えに来ることだけは やめてくださいね。
私には 可愛い デューイちゃんが いますから・・・・まだまだ行けません。
前に おしまいにした時の病気は
カテーテル しただけらしく また 元気になっていたんですが・・・
７年経った 彼は 亡くなりました。
我が家の 大きな 冷蔵庫 彼が８年前に大阪に来ていた時に 買ってくれました。
パパが 作っていた 竹のカバンに付けるボタンも 彼が続けて 作ってくれて
大昔 誕生日プレゼントのキーホルダーも ボロボロです。
今朝も 主人に 「パパの好きな むっちゃん亡くなったから よろしくね。」とお参りしました。
