今回の全日本小学生ソフトテニス大会は、ノブ熊家にとっては最後の大会になりました。
その大会で夢を叶えてもらいたいと期待して挑みました。

しかし、個人は二回戦からの出場で、ペアでミスを連発。声もなく、勢いの無い最悪な試合!
いつもは大声で応援するノブ熊ですが、あえて静観・・・。

やはり結果は、1ゲームしか取れず。
夢は夢で終わりました。

試合後もむすっとした顔のままのマサ!負けたことよりも試合で声もなく、むすっとした顔のまま試合に挑んだことを咎めました。それでも無表情のまま眼も見ず無視しようとする態度に腹がたちましたが、本人の中に何か思いがあるのかとそれ以上は何も言いませんでした。

琵琶湖には夕陽が映ってました!

二日目、団体戦に挑むことに!

練習では、昨日怒られたことを反省してか、声を出しよくラケットが振れていました。ボールも緩急自在に打ち分けいい感じでした。
「気持ち入っていてええやん」と伝えると頷いて気持ちを更に入れていた。

団体戦が始まると三番手。
今年の大阪男子は一、二番手がベスト16に残り安定感抜群。それを見越して監督もマサペアを三番手に置いてくれた。

リーグ二試合とも監督の読み通り、あっさり2ペアでものにしてくれた。三番手は楽に試合すればいいものの昨日と同じ試合を二試合!
一ペアは出場の機会さえ与えてもらえていないのに声も出ず、全く気持ちが感じられず。

トーナメントが決まり戻ってきたマサを呼び、大声で怒鳴った。普段は人前でそれも選手達がいる前では怒らない。ただ、その時だけは、親御さんも周りにいたが声が出てしまった。

周りの方も普段温厚に接しているせいか驚いた様子。後で選手のお父さんから「マサはようやってますよ、チームで何とかしましょう」と気持ちを落ち着かせていただきました。

その夜、周りの方からもいろいろ励ましや言葉をいただき、ちゃんと周りの皆さんはいいように見ていただいてると感じられました。ノブ熊だけが正しくマサを見てやれてないと反省しました。

三日目のトーナメント!
朝の練習から気持ちを入れてプレーする選手達。一番声を出してるのは、マサでした。そのマサの後ろで大阪ソフトテニス連盟の理事長が打ち方、コースをアドバイス。練習後もマサを言葉でいじってチームのムードを明るくしていただけました。

群馬戦、富山戦は固い二ペアがしっかり二勝して準決勝の強豪埼玉戦へ!


ここで二番手に指命していただいた。しかしペアを代えられそれまでのダブル後衛ではなく、前衛選手と組んでの雁行陣。練習でも一度しか組んだことはない。マサはきちんと戦えるか不安でした。

一試合目は大阪二番手が登場!ここまでの試合はフォームがいい後衛で安定感もあったのですが、少し力が入っていたのかオーバー、ネットが続き試合を落としてしまった。
皆は、一番手を落とすとかなり苦しくなることは思っていたはず。ましてや昨日二敗のマサが後衛で即席雁行陣ペア。パパ熊もその場にいて心臓バクバクでした。

でも心配要りませんでした!気合いも入り、大声を出し、気迫が感じられました。左右に振られても回りこんで緩急を上手く使って相手を攻める。攻めれば、前衛にボールは集まる。それに前衛が反応し上手くボレー、スマッシュ!決まる!前後に振られても上手くさばき、チャンスとあればシュート!声を出ししっかりラケットを振ってるのでボールはライン上に落ちる。相手のミス、見逃しでポイントを重ねる。

あっという間に0に封じて勝利!

大阪の皆が湧く!勝利が見えてきた。皆がベンチに帰ってきた二人に声をかけてくれた。昨日の二敗を帳消しにした。パパ熊もこんなにマサが成長していたとは思っていなかった。

三番勝負に大阪一番手。相手は個人優勝ペア。そんなことはムードが変わった大阪には関係なかった。しかも前日に8がけで敗れた相手、リベンジに燃えていた。

一球一球丁寧なテニスで、緩急自在に操り相手を翻弄!マッチポイントも落ち着いて、見事勝利!準優勝以上決定!
親御さん、大阪のコーチ全てが握手。ノブ熊も握手、握手、握手!「マサがムードを変えてくれた、ありがとう」と声もかけられ感無量!テントに引き上げる際、何人かの方から「マサを褒めたってや」と同じことを言われた。昨日の怒りを心配してくれた方からのあたたかいお言葉。

マサと目を合わせ微笑んだ。マサも微笑み返してくれた。それだけでわかりあえた!

決勝は東京。お互い初優勝をかけた闘い!

マサは、一番手に指命!ムード作りが出来れば、後の二ペアが何とかしてくれる。大声を出し決勝の緊張感はマサに感じられませんでした。大阪の応援ボルテージも上がる。

しっかりボールに食らいつき、思いきりシバく!ボールを打つ!かなりいい感じだったが、肝心なところで、少しアウト、ネット、そして前衛のミスも・・・。やはり相手も決勝に上がってくるだけにミスが少ない。最後は、マサのダブルフォルトで完敗。

ムードは悪くない!よくやった!

しかし、次に出た大阪二番手も埼玉戦と同じように少しアウトボールが多かった。「いつもはここまでミスしないのに」と皆が思っていた。ただ、ソフトテニスではミスが命取りに。
途中追い上げ、流れが変わったが最後は東京に押しきられた。

優勝は逃したが、準優勝も立派なもの!
ノブ熊家の全国制覇の夢に一番近づけた!


大阪の選手達ありがとう!
そして、マサ夢を叶えてくれてありがとう!

決勝の舞台で堂々と闘った勇姿は忘れません!

ソフトテニスマガジンのホームページにも写真が載るほどのデカイ事をしてくれたと段々実感がわいてきました。

本当に素晴らしい思い出をありがとう!マサ!