神経言語プログラミング(NLP:Neuro-Linguistic Programming)

昨日までの2日間、会社の研修で学びました。

世間では、根拠を裏付ける確証データが少ないとの理由で、心理学者などから批判を受けているようだ。

しかし、受講した内容は、いずれも確かにそうだなと感心や納得出来る物が多かった。

実際、会社のチームビルディングに取り入れるだけでなく、堺SP強化部のチーム作り、全国で闘える精神力や潜在能力の引き出しに役立てることができる物もありました。
(堺SPの選手、ご父兄、コーチの方、また一緒に強いチームにするためにご協力お願いします。)


さて、その中で、ノブ熊が、コーチとして、親としてやってはいけない指導をしていたことに気づき、「このまま指導しても勝てる試合も勝てないし、絶対に日本一の選手が生まれない」と感じたことがありますので、一つ紹介します。


まず体験から。皆さんもやってみて下さい。

まずは、誰か被験者を連れてきて下さい。

①被験者は、親指と薬指をぐっと力を入れて閉じて下さい。

②そして、あなたは被験者の親指と薬指をつまんで引き離そうとしてみて下さい。

 ある程度力を入れないと引き離れないのでは?

③被験者が、言って欲しくない言葉を聞いて、その言葉を何度か立て続けに言って下さい。
 そして、言いながら引き離そうとしてみて下さい。

 どうですか?簡単に離れませんでしたか。

④次に、被験者が、言われて気持ちいい言葉を聞いて、同じようにして下さい。

 どうですか?なかなか離れませんよね。

⑤続けて、今度は被験者を怒って見て下さい。

 どうですか?


すべての人がうまく行くかは分かりませんが、ノブ熊は、えっ!と思う体験をしました。

そうです、怒られたり、いやな言葉を投げかけられると、「なにくそ」と力が、出るどころか力が抜けるんです。


こんな方法で指導しても選手達は、上手くなりません。

まして、試合中に
  「え~!」
  「なんでそこやねん!」
  「それやったらあかん」
など選手を責めたら、
  「勝たんでええで!」
  「もう、力ださんでええで!」
と選手を陥れているのと同じです。


コーチだけでなく、周りで見ている観客や親達も一緒です。
力が入って、つい言ってしまいがちですが止めましょう。

ますます出来ない選手を量産してしまう指導や声掛けは、今すぐに排除です。

そして、いやな言葉や怒るのではなく、選手たちが分かるよう、諭すよう、気持ちが高揚する言葉をかけてあげましょう。

できれば、褒めてあげましょう。
そう簡単にはできないですが、それを工夫しなければ、いい選手もつぶしてしまいかねません。

指導者の方はもちろん、ご父兄の皆さんは普段の生活でも叱るときや言葉をかけるときに、気をつけましょう。

そして、もっともっと、出来たことに心から褒めてあげましょう。


一番できていないのがノブ熊自身かもしれませんが。反省  m(_ _)m