現実的な判断を | 五味伸亮 活動報告

五味伸亮 活動報告

日々の活動や思ったことを自身の記録としても記していきます。

土曜日の辻立ちも日常になりつつあります。
車通りは少ないけれど、反応は沢山。本当にありがとうございます。でも寒い朝で、雪もちらちら。
体調管理に努めましょう。

さて、新規感染者が高止まりしている第6波ですが、人流を抑制しても感染者は減らないまま。
まん延防止措置の効果はそろそろ政府も県も受け止めなければなりません。

このまん延防止措置については、発令のタイミング、その中身について多くのご意見をいただいております。
雪の中の挨拶まわりでも同様のご意見をいただいてます。
その多くが【不公平だ】というもの。
飲食だけ、観光だけという議論がありますが、少し違うと思ってます。

それは協力金と補助金と給付金を一緒くたに捉えているからです。

まん延防止措置の発令と同時に、他の業種への補助金、給付金もセットで考えて欲しい、または自粛業種に加えるべきと言うのが筋であり、営業そのものを利用者の有無に関係なく自粛を要請(ほぼ命令)される1業種や、その協力金を引き合いに出すのは論点が違います。

そもそも飲食業の協力金においても、考え方や受け取り方、十分だ不十分だという意見も様々ですから。
これを書いている週末の大型商業施設では人、人、人。飲食の夜間営業が感染拡大に繋がっているのかどうかも含めて疑問を持たれている経営者も少なくありません。

これは今に始まったことではありません。
衆議院選挙から6波までの期間、政府は一体何をしてたんだと怒りも覚えます。

100%は無理でも、国民が対コロナで協力できる公平・公正な制度づくりが必要です。コロナ対策は超党派で国会議員の皆さん、よろしくお願いします。私も県議会や市議会の仲間と対応していきます。

感染拡大が止まらない中、無策の中で唐突に出てくる政府の対応にも疑問があります。

まず、5歳からのワクチン接種です。
国は、未成年の重症化率、死亡率は極めて低いと発表していますが、感染拡大の要因として5歳からのワクチン接種を承認しました。私としては、基礎疾患等により重症化リスクが高いお子さんには有効かと考えますが、任意であり、保護者の皆様には様々なリスク情報を得た上で慎重な判断をお願いしたいと思います。

次に、保育園児のマスク着用の推奨についてです。率直に耳を疑いました。国はこれまでの真逆の判断をしていたにも関わらず、感染拡大を背景に方針を転換。批判も多く、発言の修正もあったようですが、現場を知っていたらこんな発言なんてありえません。

特にこの2点については、本来守るべき子どもたちの健全な育成機会を、大人を守る大人の都合で奪っているように感じます。

若年層のワクチン接種には、これまでも市に対して十分な情報提供と慎重な対応を提言をしています。マスクについても現場の声を聞きながら提案をしていきます。

人流抑制とワクチンの繰り返しではなく、医学、科学の視点と、多角的なアプローチ、経済への影響と将来負担、他の感染症との冷静な比較の上で現実的な判断に切り替えていく時期に差し掛かっている思います。

現制度上、医療関係者の皆様、保健所の皆様には感謝しかありません。そして、政治に関わる立場の一人として、コロナ禍で影響を受けているすべての皆様にお詫びを申し上げます。

小さな声かもしれませんが、覚悟を持って発信していきます。