一期一会。日常やビジネスシーンでも良く使われる言葉ですが、もともと茶道において用いられた言葉で、茶会や出会いは一度きりのものであり、その瞬間を大切にし、全力で臨むべきだという意味があるそうです。



茶会においては、一回一回が唯一無二の機会であり、その場をともにする人々に対して誠意を尽くすべきだという教えが含まれているとのことですが、フリーランスになってから、この「一期一会」という言葉が非常に重く、大切だと感じています。


 ​「お客様は神様ではない」は本当か。



昨今、労働市場の需給バランスで求職者と企業(雇用者)の間においては売り手市場であったり、

「お客様は神様です」が表面だけを切り取られた解釈をされ、この言葉が否定されるようになってきているからなのか分かりませんが、横柄(真摯さに欠け、誠実ではない)な人間(従業者及び企業)というのが増えたように思う。



「お客様は神様です」という言葉については三波春夫オフィシャルサイトを読んで各々がなにかを感じてもらい、意味付けをしてもらいたいので今ブログでは割愛します。



 お金はどう手元にやってくるのか



16年前の19歳の頃、クラブ内の認定パーソナルトレーナー資格を上司が尽力してくれ、同期が切磋琢磨と競ってくれたため、取得することができた。



始めは自信の無さから積極的に自らクライアントを獲得することもできなかったが、少しずつ得た経験や先輩の手助けによって、一年程度経ったころには少しばかりのクライアントが定着してくれるようになった。



その頃から時給以外にお金を得るようになり、お金の回りを考えるようになったのを覚えている。



僕自身も経験やスキル、知識を提供するようにクライアントも日々どこかで同じように働いて得たお金がクラブを通じて僕の手元にやってきてくれる。



パーソナルトレーナーという仕事はクライアントの顔が見え、心が近い仕事である。どのような日々を過ごし、エネルギー(時間や体力、お金などさまざまなもの)を使っているのかが見えやすい。



だからこそ、クライアントからいただいたエネルギーを無駄遣いせず、どう次のエネルギーに使うのかを20歳から考えていたものである。



誰かからお金をいただき、そのお金はどのようにして自分の元へと回ってきてくれたのかを想像すると真摯かつ誠実にしかいられないと思うのだが、世の中はそうではないのが大半のようだ。


 経済活動は人。分からぬなら機械に代われ



IT、テクノロジーの発展により顔が見えないビジネスをしているとそういったことが分からず、人同士のコミュニケーションが希薄になり、画面の先の人を想像することができない。



経済活動を行っているのは人なのである。



それが分からず、想像できぬなら、やはり世の中のほとんどは機械に代われば良いと思う。



そんな世の中になってきているのでコミュニケーションが優れている、つまりはここでいう一期一会を大事にし、真摯かつ誠実に対応できる企業、従者というのは今の時代はとてつもなく強く、希少なのである。


物が溢れ、選択肢が無数にある今の時代には消費者は選べるのだから。


やっぱり経済活動は綺麗事抜きに弱肉強食なのだと思う。それを大っぴらに声をあげるとヘンテコな扱いを受けるが、本音と建前に目を瞑り、言葉の表面だけを受け取っている人が馬鹿を見る。


素敵な店員さんがいるお店にはまた行きたいと思うし、素敵な対応をしてくれたストアではまた買うのである。


良きストア、人に出会うと自身を改め、振り返る機会をその度にもらえる。感謝です。


より一層引き締めて真摯かつ誠実に歩み、仕事「励んでいこうと思う。