迷子ドキュメント

誤解がないよう先に言いますが、迷子になったのはアースではありません。




今からお話する事は紛れもない事実である。



土曜日の夜散歩での事。

いつものようにミーとアースの３人で。ボクは友達と電話しながらテクテク歩いていた。
のに、その日アースのうんPがいつもより大量だからと、うんP袋を持ってみろばりに押し付けてくるミー。。。

迷惑な話だ。



そこに突然、ミーがすれ違ったお兄さんに声をかけられる。

お兄さん「すいません…小さい犬見かけませんでしたか？」

ミー「え！？どんな特徴の子ですか？」

ボクもなんとなく事態を察して通話終了。

お兄さん「チワワかな？小さくて茶色でカールのかかった」

ボクとミー「………」
(トイプーじゃねぇの？)

どうやら、そのお兄さんの両親(現在旅行中)が飼っているワンコらしく網戸をちょっと開けた隙に脱走したらしい。
逃げてから10分くらい経過。

ボクとミー「わかりました！手分けして探しましょう」
(見つけないとコイツ殺されるよ…両親に)

１時間後に来客の予定だったけど、とにかく探す事に。


が、散々近所をグルグルしたけど手掛かり無し…
片手にはアースのリード。。。アースと一緒。。。アース。。。

ん？




ひらめいた。

ボク「すいません、その子が普段使っているオモチャとか毛布ありませんか？」


お兄さん、ダッシュで取りに行きリラックマのぬいぐるみを渡してくれた。迷うことなくアースに嗅がせる。

スンスンスン…スンスンスン…スンスン
(なげぇよ…)

ボク「ほら、アース！この子を探して！」

そこからのアース、俄然ヤル気になったようでグイグイ&ダッシュで走りまくる。

イケるかも




が、手掛かり無し……



みんなで途方に暮れる。


あてもなくフラフラと探し歩いている時に、遠くで大型犬の鳴き声が聞こえた。
その後別の犬の甲高い声…

ボク「ありえる…小型犬は外でまず飼わない。」

その声の方向にミーとアース連れて歩く。

とあるお宅の茶色の玄関扉。に同化した小さな小さなトイプー！！

ミー「は？どこ？」

代表してボクがゆっくり近づく。


そこにいたのは、庭先でそのお宅の外飼いの大型犬に吠えられて震えているトイプー！！！！


慎重に抱っこして、そのお宅に念のため確認して急いでお兄さんの所へ。


お兄さん「その子です！！ありがとうございました…」
声が震えている。


(てか、やっぱトイプーじゃん)
色々ツッコミ所はあったけど、無事お兄さんの元へ戻り一件落着しました。



以上が迷子ドキュメントです。

迷子になってから早い段階で、怪我もなく解決して本当に良かったです。

ただ一つ残念な事が…



アースに警察犬の適正はありませんでした(笑)






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