ー10年後、何していたいか?ー

自分の将来を考える上でこの問いは1つの指針になると思います。大多数の人間は「お金持ちになりたい」とか「〇〇という企業で働いていたい」とか抽象的・具体的かはさておき何かしらの目標があると思います。ですが今の自分にはそういったものが思いつきません。それどころか「生きていようが死んでいようがどっちでもいい」とすら思っています。(いや、別に死にたいと思っているわけではないですよ!)「10年後は〇〇をしていたい」という欲の根底には「生きていたい」という欲が必ず含まれていると思います。いつから自分はそれを失ったのか、それが今回のテーマです。自分は過去のことを覚えていられない・思い返さないタイプの人間なのですが嫌な過去ほど鮮明に覚えているものですね...

 

今の考えに至る全てのはじまりは小学校2年だったと思います。その頃、自分の家には1匹の犬がいました。(便宜上その犬をBとします)当時の自分はBによく吠えられたりしていた為あまり好きではありませんでした。ある日、Bをトリミングするために家族でペットショップに行きました。そこでペットショップのゲージに入れられている生まれたてのある犬と出会うことになります。後に飼うことになるSです。最初は好奇心でその犬のケージの前に自分の手を置いて遊んでいました。するとその犬が小さな前足をケージの前に置いた手に重ねるそぶりをし、舌を出して舐めたのです。今思えばたまたまだったのでしょう、ですが当時の自分はたまらなく嬉しかったのを今でも覚えています。その後両親にその話をし、その犬が飼いたいと本気で頼み込みました。恐らく自分が本気で何かを望んだのはこれが最後な気がします。元々、犬を飼うことに反対をし、あまりBの面倒をみてこなっかた息子が突然目の色を変えて新しい犬を買いたいといってきたことに両親も驚いたでしょう、最初は飼うことに反対されました。でも諦めらきれず何度も何度も頼みこみ、最終的に「面倒をちゃんと見れるなら」と両親が折れることで話はまとまりました。そして、その犬を引き取る日取りが決まりました。新しいケージや生まれたての子犬用のミルク...様々な準備を終え「名前をどうするか」という話になりました。色々な案が出たのですが結局、飼いたいと言いはじめた僕が名付けていいということになり、自分の名前から一文字とりそれをその犬の名前としました。(便宜上、Sとします)そうしてSを迎え、一緒に過ごす日々が始まりました。

 

 

 

今回はここまで!このまま書き続けるとちょっと話が長くなりすぎちゃうのでまた次回にさせてください!