火災保険っているの?いらないの? 支払いの実態を考察して考えてみた | 普通の会社員でもできる資産の増える仕組み 資産スパイラルアップコーチ

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こんばんは。

資産スパイラルアップコーチの

佐々木信人です。

 

 

 

住宅を購入した時、賃貸で契約した時に
何気なく入っている人も多い火災保険。



内容を抑えておかないと、
いるいらないの判断が難しいものです。




火災保険の仕組みや、金額の違いについて

説明のあるサイトは多いのですが、


火災保険っている、いらない?について
おさえるべきポイントを網羅した
コラムがないのでこちらでまとめてみました。
 

 

.

そのポイントは、


①何のリスクに対して備える保険なのか
②そのリスクはどれくらい発生するものなのか?
③被害があった時に、どれくらい復旧費用がかかるの?
④リスクに対してどう備えるの?



となります。

 

それぞれ見ていきましょう。


 

火災保険で何が保証されるの?


火災保険で保証されるのは、以下のケースです。


火災、落雷、破裂・爆発の補償

隣の家からの出火で、自宅に延焼してしまった。
雷が落ちて家屋や家電製品が壊れてしまった!
ガス漏れに気づかずコンロに点火、爆発してしまった!



風災、雹災(ひょうさい)、雪災の補償
暴風で屋根が飛ばされた
雹(ひょう)で窓ガラスが割れた
豪雪や雪崩(なだれ)で家屋が倒壊した



水災の補償
洪水(こうずい)で床上浸水。建物が損傷し、
半数以上の家財が使えなくなってしまった!


外部からの衝突、水濡れ(みずぬれ)、盗難、等の補償
⾃動⾞が⾃宅に衝突、外壁を壊してしまった!
上階で水漏れが発生し、

室内や家財が水浸しになってしまった!



 

火災保険の支払い実績


損害保険算出機構で支払い実績が公開されています。
火災保険・地震保険の概況(2020年度版)


(出典元:損害保険算出機構 火災保険・地震保険の概況より抜粋)

 



それによれば、
年間の支払い金額は2017年まで毎年2,000億円で推移していた
保険金支払い額が、2018年に8,107億円と高くなっています。



西日本豪雨や関西を直撃した台風21号により
水害による被害が多く発生したためです。


この表から自然災害での支払いは、
2011年以降増加傾向であることが

実績からわかります。



また2019年も関東を直撃した台風15、19号により8,995億円(一般社団法人 日本損害保険協会調べ)の支払いとなっております。




近年の自然災害で積み立て金が

取り崩された結果、

21年から火災保険料が

6-8%値上がりしています。




そしてさらに2021年5月21日(金)に

損害保険料率算出機構は

各社が保険料を決める際の目安とする
「参考純率」を全国平均で1割程度

引き上げる案をまとめたとの発表がありました。



火災保険の契約期間を

現行の最長10年から5年に短縮する
方針も決めています。





一方火災については
住宅での出荷件数が減少傾向で

支払い金額がほぼ一定です。


(出典元:損害保険算出機構 火災保険・地震保険の概況より抜粋)






水濡れ損害については、

2017、2018年と支払い件数が増加傾向です。
水道管から水が漏れて

床が水浸しになったり、
老朽化が進み給排水設備により

生じた漏水等が増えています。




(出典元:損害保険算出機構 火災保険・地震保険の概況より抜粋)


マンションの老朽化がさらに進み、
今後発生数は増えてくるものと推測します。

 


 

被害があった時に、どれくらい復旧費用がかかるの?


事例毎に被害範囲が異なるので、

金額はあくまで目安になりますが、
参考にしてください。




水災
(台風等による被害で床上浸水した等)


国土交通省の水害統計によると、資産等別一般資産等被害額で

2017年 被害額 904億  29,557棟で1棟あたり305万円
2019年 被害額 6,427億 99,570棟で1棟あたり645万円
(対象 家屋 地下部分浸水した建物棟数含む)

となります。




火災
総務省消防庁「令和元年における火災の状況」によれば、
発生火災数 37,683件、被害額908億なので
単純に1件あたりの被害額 241万円となります。


これは全てのケースを合算して、

総数で割った値なので
家を全て建て替えるとなると
到底241万円では足りません。



水漏れ
天井裏の水道管が破損し

水濡れ損害が発生したケースで約70

(損保ジャパン 住まいの保険パンフレットから抜粋)




風災
(台風の強風により、屋根瓦が飛ばされた
竜巻で石が飛んできて、屋根にぶつかり穴が空いた等)


屋根の修理であれば

30~40万が相場のようです。


上記に該当して損害額が

20万円を超えた場合は、保険の対象になり
保険会社が全額支払い、

自己負担はゼロになります。



 

リスクに対してどう備えるの?

 

 

発生金額別でみれば、

近年自然災害による被害が大きくなっています。
自然災害も台風による水災もあれば、

強風による風災もあり予測不能です。


万一発生して被害にあった時に
手持ちの現金で対応可能なのか、

保険で対応するのかになります。



上述のように、
水災で600万も損害を受けるリスクを考えれば、
現金余力のない場合は、

保険に入っておいたほうが
無難であるといえるでしょう。



但し床上浸水の可能性のある戸建て、
床上浸水の可能性の低い中層階以上の

マンション住まいでは選ぶ選択もことなります。




自分にとって、どのリスクが
最大になりそうなのか?


そのリスクで想定できる被害はどれくらいで、

(上記の金額事例を参照)



それを手持ちの現金でカバーできるのか、
保険に入っておいて保険で対応すればいいのか
考えると良いでしょう。


(※地震によって発生する被害は、

火災保険では対象となりませんので、

地震保険でカバーすることになります。)

 

 


 

 

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