10年前のあの日の事を。
私は南国で
ネットニュースで
初めて知った。
どこか
現実的ではない
映画のワンシーンのような
作り事のような
あり得ない光景に
感情が追い付いていかなかったのを
覚えている。
日が経つにつれ
夢でも
ドラマでもなく
全てが現実なんだと
痛感した。
様々な国の友人たちが
心から心配してくれた。
今もまだ
見つからない人もいる。
帰れない人もいる。
次から次へと起こる
未曾有の事態に
埋もれてしまいそうにもなるけれど
決して
埋もれさせてはいけないし
そして
決して
忘れない。