突然ですが質問です。
あなたは一日に何時間テレビを見ていますか?

○朝起きてテレビを付け、
 朝のニュースをチェックしたり
○夜仕事から帰り、寝るまで
 バラエティ番組やニュースを見て過ごしたり・・・。

1日を振り返ってみると
意外とテレビを見る時間が
一定割合を占めているかもしれません。

テレビはあなたが
寝ていようと起きていようと
24時間365日
休むことなく放映されています。

しかも地上波で
7つのチャンネルがあるため、
あなたはいついかなる時も
テレビで楽しむことができます。


それどころか
テレビ局の人たちは
あなたのおおよその行動を把握していて、

帰宅する時間にちょうど
面白いと思うような番組が
放送されています。

だから
毎日テレビは欠かせなくて、
見るのが日課だ
と思っているかもしれません。

しかし、

一見テレビは日常生活に便利をもたらすもの
であるかのように見えて
実は人間を“ダメ人間”にしていきます。

その理由は2つあります。

1つ目はテレビを見ることで
思考が停止してしまうからです。


テレビは一方的な発信者です。

次々にあなたの脳みそへ
情報を流し込んでいます。

その情報を正しく判断するための
“脳内変換処理”をする間もなく
映像とともに送っています。

だからテレビを見ている間
人は受身になってしまいます。

受身のままということは
思考を止めてしまうということです。

テレビの一方的な発信により
僕たちは情報に対して正しいのか間違っているのか
考えることを放棄してしまうのです。

そうして、入ってきたまま情報を
人々は信じていきます。

しかし人はなかなかそれに気がつきません。

なぜならテレビから視聴者を離さないために
テレビ制作側があらゆる工夫を凝らしているからです。

あたかも
それが事実だと思ってしまうような
アナウンサーの話し方、
放映の順序、
テロップなどなど

実に上手に組み込んでいるからです。

しかし実際は違っている
ということは度々あります。

それが顕著に出てしまったのが
東日本大震災ではないでしょうか。

原子力発電所が爆発する瞬間
あなたもテレビで見たかもしれません。

思いっきり吹き飛び
中身が顕になっていました。

メルトダウンだなんだ
と騒いでいましたよね。

しかし、

その当時の報道では放射線の影響は
「健康には直ちに影響しないレベル」
というような報道が流されました。

テレビが情報源だった多くの人は
それを鵜呑みにしたのではないでしょうか?

しかし、
しばらく経ってみると
事態は一転

被害は甚大な上に
放射線も半端なく流れていたとか・・・

こんなことはざらにあります。
テレビは必ずしも
正しい情報ばかりではないのです。


しかしテレビの情報を
たくさん取り入れていくと
思考が停止したままなので
その判断がつきづらくなってしまいます。

そして人がダメになってしまう
もう1つの理由は
テレビに依存してしまうからです。

続きが気になるドラマ
毎週おもしろいバラエティ番組・・・

CMの挟み方や
番組の終わるタイミングや
次回の予告やら
実に巧みでみるみる引き込まれていきます。

だからこれらによって
何時間もテレビの前に
釘付けになってしまいます。

こうしてテレビにどんどん依存していくのです。

世の中が不景気だと言われているのに
なかなか経済が戻らないのも、
僕は人々がテレビの前で動かなくなっているから
ではないのかと思ってしまいます。

実際のところ、
僕の家庭でも自分を除けば
みんなテレビに釘付けの毎日です。

休みの日も一日中テレビの前に横になり
録画していたドラマを見ているような生活です。

何の生産性もありません。

貴重な時間のほとんどを
テレビを見ることに費やし
終えていきます。

毎日そんな日々の繰り返しなのです。

そんな場面を見ると
「無駄な時間を過ごしているな~」
なんて思ってしまいます。

と、偉そうに言ってはいますが、

かくいう僕も
昔はテレビがめっちゃ好きでした。

暇さえあれば同じように
テレビの前で過ごしていました。

映画やドラマやアニメの録画をたくさんして、
休みの日に一気に見るという生活です。

以前の僕の人生はテレビが中心でした。

しかし、

こんな生活を続けているときにふと
こんな日々を過ごす意味を考えました。

「こんな生活でいいのかなぁ・・・」
「なんにもしないで一日が過ぎていく・・・」
「無駄な時間かも知れない・・・」


そうしてあるとき、
テレビを見ることに
たいして意味がないなと思い、
見る時間を極端に減らしてみました。

すると、

今まで使えていなかった活動に
時間を使えるようになりました。

読書をしたり、
楽器の練習をしたり、
勉強をしたり、

そして、こちらの生活の方が
よっぽど充実していることに
気がつきました。

しばらくそうやって生活していくうちに
テレビの前で過ごしていたときより
人間的にも成長したような実感がわきました。

だから僕は、今テレビをほとんど見なくなりました。

その時間を
「自分の本当にやりたいこと」
に時間を当てることで
充実した日々を送っています。

今になってわかるのは
テレビがいかに
弊害をもたらすか
ということです。

時には嘘の情報もあるし
依存させて人の生活を奪ってしまいます。

面白いコンテンツを武器にして
人々をダメにさせていくのです。

あなたがもし
これから人生をいい方向へ転換させていきたいならば
テレビとの距離を今以上に話してみてください。

必要な情報はネットで検索したり
今までテレビを見ていた時間を
別な活動に当てたり

そうすることで
あなたは自分で頭を使うようになり
自分のこれからの人生を
自分で作っていけるようになります。

試しにまずは1時間減らしてみましょう。
自分を見つめ直す絶好の機会になると思います。

それではありがとうございました。

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