ダイヤモンドブローカーのブログ。
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★1.859(I-SI2)ペアシェイプ★

年末に買い付けたダイヤの鑑定が上がり始めました。以前、私の会社では国内販売向けとしてAGT ,中央宝石研究所全国宝石学協会DGL を使っているとお話ししましたがちょうどよいダイヤがあるのでご説明します。まず、この4社はAGL という鑑別団体に加盟しております。そして、有名百貨店や専門店および買取業者はAGT,中央宝石研究所、全国宝石学協会のみを評価します。残念ながら同じ団体に所属し、同じ基準で鑑定を行っていても厳しい会社と甘い会社があるのが事実です。ダイヤモンドは1キャラットでさえ直径6.5ミリしかありません。SIクラスであっても肉眼で価値を判断するのは不可能です。そんなわけで、消費者様に対して鑑定機関の役割は重要なのにも関わらず均一ではなく誤差とはいえないような相違が見られます。ダイヤをお買い求めになる際最低限、比較検討するにはこの3社の鑑定書がついているか、お店の方にこの3社に出しなおしても同じ結果がでると保証してもらう必要があると思います。では、DGLですが、あくまでも個人的な意見ですが他の3社に比べて甘いと思います。しかしながらこの鑑定機関を使うには理由があります。 ダイヤモンドは天然石ですから1つ1つが違います。VSクラスより上のランクであればもともとキズが少ないので誤差も少ないですが、SIクラスやIクラスはキズが多いため鑑定機関同士の見解の相違というものも出てきます。特にSI2とI1のボーダーが一番問題になるところです。SIの定義「10倍ルーペで困難なく発見可能な内包物がみられるもの。」 I1の定義「肉眼では発見がやや困難でブリリアンシー(輝き)には影響のない程度の内包物が存在するもの。」と定義もグレーダーの主観によるところが大きいようなものになっています。ここは範囲も広いため海外ではSI3というカテゴリーが存在するほどです。私がDGLを使うのは悪いSI2と良いI1と区別するためです。ここで注意しなければならないのは、私はDGLのSI2と中央宝石研究所のSI2をランクが違うものととらえて値段を分けていますが、SI2はどこのSI2でも同じというような業者も多いということです。よくグレードがダイヤモンドの価値のすべてではないと言っているのを見聞きしますが、確かにそうだと思います、しかし、グレードによって値段が違うのは事実ですし、供給者側の姿勢をみるには良い指標になると思います。そのダイヤの内包物までを含めて石の個性として気に入ってもらえたらそれに越したことはないですが、あくまでも公正な値段でお買い求めになれたうえでのことではないかと思います。
そのダイヤ高すぎませんか?ダイヤモンドトレーダーのブログ。


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ちなみに私の売値は1キャラットあたり@125,000で代金¥232,375です。中央宝石研究所のSI2であれば代金31万位になると思います。この石でもデパートでは70~80万円くらいです。手前味噌ではありますがこの場合のDGLのSI2というのは他の鑑定機関ではI1だけどぎりぎりDGLではSI2で見てもいいかなぁ。というところですので、バイヤーとしては最も高度なレベルの仕事といえます。もちろんとてもきれいな石ですので、値段を含めたダイヤとしての価値は非常に高いと思います。ペンダントを作るつもりなので出来上がったらお見せします。

変わりゆく?インド!

国際収支 が4カ月連続で昨年を上回ったそうです。その主因はアジアへの輸出の増加だそうです。特に中国、インドの発展はその速度、規模ともにすごいものがあります。ダイヤモンド業界においてはインドの重要性は研磨地としての供給地から消費地としての重要性も担うようになってきてます。実際に私も他のバイヤーたちも経費をかけて出かけていっても中国やインド国内で流通する値段以上の値段が払えず、予定の半分も買えないといった状況が続いてます。還流相場といった側面からみると最もダイヤモンドが安いのは不況にあえぐ日本です。しかしながら、私はこのことに非常に違和感を感じています。私が本格的にインドに通いだして10年位たちました。確かにインドは過ごしやすくなりましたが世間で言われるほど変わったかといわれると、 「そうかなぁ?」という感じです。

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ムンバイから電車で4時間程度行った場所のグジャラート州スーラットの昔ながらの研磨工場です。近代的な工場の他に小さなダイヤを研磨するこのような工場がまだまだ沢山あり、月収3~5千円位の研磨工が数十万人が働いています。

           

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インド経済の中心地ムンバイを走る電車。ドアがありません。ラッシュ時は人がはみ出しています。年に何人かは落ちるそうです。


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リーマンショック以前、不動産が高騰してニューヨークの賃料を越えたというムンバイの典型的な路地裏の風景です。正直汚いです。交通整理をする警官も乗っているのはコンクリートの廃材です。



私自身インドは好きですし、勢いがあるので非常に刺激を受ける国なんですが、ビジネスとして見た時、道路を初めとしたインフラはめちゃくちゃだし、カースト制度 を初めとした宗教によって貧富の差を肯定していたり、隣国と常に緊張関係にあったりと。市場規模の魅力はあるけれどリスクの大きさも忘れてはならないと思います。当たり前のことですが、アジアは魅力的な市場ですが、各国とも自国の利益が最優先ですから為替介入や関税など自国に有利な政策をとる事で外国企業を締め出すことは簡単です。特に今のように自国の政府が弱く、方向性が見えない時は非常に危険だと思います。それに日本は島国ですから技術力モラルと良いところはたくさんあるもののビジネスとしての国際感覚は華僑印僑 をようする中国、インドに一日の長があるというのも忘れてはならないと思います。



  









在庫チェック!

世間は3連休ですねえ。正月明けてすぐにお休みという気分になれない貧乏性なので、製品のデザインが決まったので脇石の石出しと在庫のチェックでもしようと思います。
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                   私はグレード付きのダイヤの他に脇石の為に材料と呼ばれる0.01cts以下のサイズから0.18ctsまでのダイヤをサイズごとに10cts程度ずつですがストックしています。自社製品の品質を均一に保つために必要な在庫です。最近はリサイクル業者の品物が仕上げ直しをして新品として売られていたりするケースも少なくありません。それはネットなどの通販に限られたことではなくデパートなどでも見られることがあります。実際に鑑定書を取り直して日付を新しい物にし、サイズを既製品サイズに綺麗に直したらおそらく販売員さんのレベルでは判別するのは難しいでしょう。業者であれば、サイズ直しの痕跡を見つけることや、その商品がリピートオーダーができるかどうか、脇石の品質が均一かどうかなどで正規ルートをたどってきた本当の新品買取業者の古物かを判断することはできます。しかしながら小売店さんは製品で仕入れされているところがほとんどですので知らないうちに混ざってしまうこともあります。新品が良く、リサイクル品が悪いということではなく、しっかりとした情報開示がされていないことが問題なのかなと思います。そんなわけで私の会社では中石はもちろんのこと脇石も自分で買い付けた物だけを使用し定期的にすべての在庫を一個ずつつまんでチェックをし、商品のクオリティーにも責任が持てるようにしています。品質だけでなく0.1ctsのサイズに関してはインドで買い付けるときは0.08cts~0.12ctsまで入っていますので、その中から0.1ctsUPだけを買うと値段が高くなってしまうのですべて買って、買付けた後で仕分けします。見た目には0.1ctsUPかDOWNかはわからないので重さの軽いダイヤを誤って使ったりしないようにするためと、売値の区別をするためです。
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脇石に関しては消費者様は刻印の重さを信じるしかない状況なので自分の商品を制作する際には注意しております。新品と中古品の価値を区別する時このような製造者責任を問えるかどうか?も重要ではないでしょうか。リサイクル商品はデザインや価格の安さで御購入されるのは大いに結構なのですが、販売している業者でさえ脇石がしっかり刻印通りの重さはあるか、地金はPt900なら90%のプラチナが使われているかなどわからないで販売しているのも事実です。そこに製造者がいないことを理解する必要があると思います。