100年に一度に現れる天才ダンサーの引退。
このボレロは、今は亡き
もしダンサーになっていなければ
オリンピックの体操選手として期待されていた
彼女は、パリ オペラ座のクロード・ベッシィに見出され、オペラ座のプリシンパルダンサーに。
最も有名で
特に彼女が踊るのを観たいと
世界中のファンが殺到する演目
ラヴェル作曲のボレロ。
振付はモーリス・ベジャール。
ベジャールが認める、超有名な
世界中のダンサーが
同じ振付で踊ったけれど
やはり、彼女の踊りが、皆観たいのだ。
いつだったか、上野にある
東京文化会館で彼女を初めて観た時、
カーテンコールがいつまでも終わらなかった
ことを思い出した。
私は椅子から立ち上がり
いつまでも涙が止まらなかった。
それから、何度、公演を観に通ったかしれない。
彼女は日本が大好きだと言う。
本当は、もっと以前に引退していたはずだったが、日本のファンの為に
最大限のパフォーマンスを昨年末に贈ってくれた。
しかも、地上波のテレビ東京での放映を
心良く引き受けてくれたのだ。
現役時代は考えられなかった。
あり得ないのであった。
彼女はバレエダンサーなら誰もが欲しがる、
足の甲を持っている。
遠くの客席からも、見てとれるほど
素晴らしい湾曲なのだ。
このボレロは、今は亡き
ジョルジュ・ドン
ベジャールが絶賛した男性ダンサーの1人。
そしてそしてそして
マイヤ・プリセスツカヤ
ギエムのものとは少し違いもあって
素敵でした。
この人の、瀕死の白鳥も
一度しか観れなかった。
同じく、カーテンコールが終わらなかった。
拍手が鳴りやまなかったので
もう一度踊ってくれた。
これもあり得なかった。
あり得ないのである。
ギエムのようにこの演目を踊れるダンサーは
もう出てこないかもしれない。
今まで本当にありがとうと彼女に伝えたい
昨年末の大晦日でした。
あー語ったらキリがないくらい
大好きだーい( T_T)\(^-^ )